2023年11月20日(月) 22:14
1年4ヶ月におよぶ闘病生活の末、白枇は星になりました。事前の勉強の通りに、腎不全の最期はあまり苦しむ様子もなく静かに息を引き取りました。白枇を応援してくださった方々、ありがとうございます。
私のために、白枇の最期を記録しておきます。
白枇の尊厳のために亡骸等の写真は載せませんが、重い内容なので苦手な方はスルーしてください。
11月20日(月)
朝、起き上がれないものの意識ははっきりしてる。トイレに立ち上がることはできないので、寝たままトイレシートにおしっこしてもらった。真面目な白枇にとってこれはかなりストレスだったと思う。おしっこしたことに気が付かなくて、足の間がびしょ濡れで可哀想なことをした。
昨日、私の体調が悪くなった。
一重みたいに瞼が腫れぼったくなって、目の奥が痛んだ。更に頭痛もして、手足がびっくりするくらい冷たかった。あぁ、白枇の体調が悪化してるんだなと感じとった。
というのも、よく私としし丸の体調はシンクロして、お互い同じタイミングで同じ体調変化が起きるんだけど、昨日は白枇とシンクロしたようだ。
外出先から急いで帰宅すると、顎に力が入らなくなって、口を開けたまたまになっていた。名前を呼ぶと短く「にゃっ」と鳴いたり、瞬きや耳で応えてくれた。
みんなが夕食を食べていると、白枇も食べたそうに体を起こそうとバタバタもがいてる。少し上体を起こしてあげたけど、体に力が入らない様子。
少し苦しそうにも見えたので、Spotifyで「猫が癒される音楽」を検索して流してみた。猫が癒される系の音楽って、もちろん人間も癒される。うっかり私がウトウトしてしまった笑←おい!
19:30頃からにゃーにゃーと何度も鳴いた。でも、苦しいと言うよりは、私には「ありがとう」と言ってるように思えた。白枇に感謝を伝えると微かに瞬きで応えてくれる。
21:49に撮った写真。
しっかりした目線に見えるけど、もう意識はない。下顎呼吸が始まったので手を握って見守った。最期に数十秒だけ小さく痙攣をしたあと、口元と耳が同時に動いてまるで微笑んでるようだった。その直後に瞳から光が消えるのがわかった。
22:14 白枇は16歳4ヶ月で星になった。
私のためによく頑張ってくれたね。ありがとう。
寂しいけど、白枇が苦しみから解放されてホッとした。もう病気や不安と闘わなくていいし、体という窮屈で不便な箱物から飛び出して、ついに永遠の自由と安らぎを手に入れた。
あなたは立派な猫でした。ずっと私に寄り添ってくれて、本当にありがとう!
白枇は立派に猫をやり遂げました!!!