名作『結界師』の、

 

田辺イエロウ先生の新連載!

 

 

「結界師」のあとの「BIRDMEN」はイマイチでしたが…、

 

俗世から離れた辺境の地に建つ、特別な城。城主で魔法使いの世無(ゼム)は記憶を失った謎の少年を拾う。少年の正体は「界変」により、国と大切な者を失った「飛国」の王子だった!

 

「界変の魔法使い」あらすじより

 

ありふれたファンタジーの設定でありながら、ありふれた物語ではない。天涯孤独になった記憶喪失の王子が特別な魔法使いと出会い、クスッと笑える雰囲気で物語が進行していく中、チラチラ見え隠れする王子の危うさと暗い感情。明るく振る舞う登場人物達が話すことも重くてどちらかといえばダークなファンタジーですが、王子のこれからの経験次第で明るくなる可能性もあり、はっきりわからない不安定さが良い。オリエンタルらしいですが、今のところは中華風ぽいかな。

 

出だしはサクサク読め、少しずつじっくり読むに変わります。一気に入り込むのではなく、読み進めるうちに惹かれていき、最後は続きが気になってしまうという、面白さがジワジワくる作品。何と言っても「魔眼」「結界」「呪われた子」とか中2魂が燃える要素が豊富なのが素晴らしい(笑)

 

それでは

 

 

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