2024年第一弾。年末から観れずに途中だった作品がいくつかあるので今回は多いです。適当なところで切り上げて下さい(笑)。

 

主に初見の作品をご紹介。タイトルと予告編はほぼ原語版、サブタイトルはカット。ザックリな感想というか、単なるあらすじ。

 

注意紹介後に打ち切りになる作品もあったり、予告編が消されていたりすることがあります注意

 

クリミナル・コード右矢印ブラジル製。ブラジルとパラグアイの国境地域の町で強奪事件が発生。ブラジル連邦警察官ベニシオは、彼の仕事のパートナーを殺害した男が事件に関わっていることを突き止め、新しいパートナーのスエレンと捜査を始めるが…。捜査の先手を取る犯罪組織にDNA鑑定を利用する捜査官達の攻防や、強奪アクションはスタイリッシュで面白い。追う側、追われる側の葛藤もあって見応えありです。続編が製作決定したそうで楽しみ。私的には潜入捜査員モレイラがどうなるか気になる

 

60ミヌーテン右矢印ドイツ製。タイトルの意味は「60分」。MMA競技者"オクタ"ことオクタヴィアは愛娘レオニの7歳の誕生日に試合をするようなダメ父親。堪忍袋の緒が切れた母親ミナは試合直前、彼に1時間以内に誕生日に来なければ親権を取り上げる裁判をすると告げる。それに焦ったオクタは会場から飛び出したが…。予告を見たらわかりますが、

 

「ラン・ローラ・ラン」

 

のパクリ。話は面白くはないですが、ストリートファイト的な格闘シーンなのが良かったかな

 

カリー&サイナイド右矢印インド製。家格と豊かな暮らしのために身内6人を青酸カリで殺害した女の話。動機と殺害方法が酷似しているのでインド版「和歌山カレー事件」でしょうか

 

ヘル・キャンプ右矢印80年後半の問題児の更生プログラム「チャレンジャー・ファンデーション」とその創立者の実態。日本でいうなら、「戸塚ヨットスクール事件」です。非行に走る我が子のことで藁をもすがる思いの親の気持ちを利用し、中学の年齢の少年少女達に灼熱の砂漠を長距離歩かせる。当時も今も虐待行為でしかないですが、驚くのは創立者が同じことを繰り返しても重罰を受けていないこと

 

バッド・サージョン右矢印幹細胞を付着させた人工気管で命を救おうとした"天才"外科医パオロ・マッキャリーニの真実。パオロの崇高な目的と人柄に患者達は彼を信じて命を預け、密着取材する女性ジャーナリストは私生活でも「Mr.パーフェクト」な彼と恋に落ちるが…。"Super外科医"は何から何まで犯罪者ですが、彼が所属していたノーベル医学賞を選考するスウェーデンのカロリンスカ研究所も腐敗。文学賞選考委員のスキャンダルといい、パウロを100%擁護してグルだった組織から与えられるノーベル医学賞に栄誉も価値もないと思います

 

"殺人"が二人を分かつまで右矢印1985年米ヴァージニア州で夫婦殺害事件が起きる。容疑者として逮捕されたのは被害者達の娘エリザベス・​​​ヘイサムと彼女の年下の恋人でドイツ外交官の息子イェンス・ゾーリングだった。彼らの出会い、犯行、逃避行、逮捕、そして激しく愛し合った2人が互いに罪をなすりつけ合う裁判の記録ですが、ゾーリング本人が登場して当時を語っています。片方を信じそうになるものの、全話とゾーリンゲン本人の言動を見たら共犯やろなという感じ。共通の憎い人間達を殺害した事件の真相は二人だけが知る…という"繋がり"が実は重要だったのかもなんて考えたり

 

オルタード・カーボン右矢印SF好きなオットーにしつこく推されたから観ました。心をデジタル化する装置「スタック」により肉体は「スリーブ」と呼ばれ使い捨てになった時代。半永久の命を持った人間の世界で「エンヴォイ」と呼ばれた集団のただ一人の生き残りタケシ・コバッチは、250年後に違うスリーブで目覚める。そしてある大富豪の殺人事件の容疑者捜索をしていくが…。1stシーズンはSFでありながら探偵もので最後まで誰か犯人かわからなくて面白かった。出演者ほぼ全員全裸になる(笑)。2ndシーズンは最後がどうなるか気になる面白さはありますが、前シーズンよりつまらない。続編はコロナ禍でキャンセル

 

オルタード・カーボン: リスリーブド右矢印世界観とタケシ、タナセダ組長等の登場人物達は同じですが、ドラマとは全く別物のスピンオフ。ある惑星のヤクザの新組長襲名披露までに1人の彫師の少女を守ることになったタケシだが…。好き嫌い分かれるグラフィックで「龍が如く」のカットシーンかと思ってしまう。タケシの声優が鈴木達央さんでイケボですが、海外向けのYakuzaの話でアニメではなくドラマとして制作されたほうが良かった

 

孫家兄弟右矢印台北の犯罪組織「三合会」の大ボスである父親の暗殺未遂後、チャールズは母親と弟ブルースを守るために2人が住むロサンゼルスに行く。再会したものの、ブルースは兄の記憶はほとんどなく、さらに家族が犯罪組織の大物だと全く知らずに育っていて…。アクションあり、コメディーあり、ファミリードラマありで楽しめました。ミシェル・ヨーのラストでずっと我慢してきた母/妻の叫びに共感

 

京城クリーチャー右矢印韓国恋愛ドラマは見ませんが、韓国ホラーは好きです。1945年日本軍占領下の京城(現ソウル)。質屋「金木堂」の主人であり情報屋テサンは行方不明になったある女性を探すうち、1人の日本人画家を探す"追跡屋"ジョンオンとチェオク父娘と出会う。それから間もなく、彼らは日本軍が密かに人体実験を行っていることを突き止めるが…。作中の日本が考証もヘッタクレもなく全ておかしく、馬鹿にしている故意を感じます。そういったものを世界に配信する制作者に対して良い感じはしない。さらにテサンとチェオクの出会いのスローモーションとか、ダイナマイト爆発の真っ只中でも二人だけはほぼ無傷とか、シラケる場面もあるし、挿入歌が合わない。でもホラーとしては面白かったのでまだ(我慢して)観れたし、怖い絵のオープニングが好き。続編をやる気マンマンなラストと思ったら、2ndシーズンが今年リリース予定

 

以上です。

 

それでは

 

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