今月5日が労働裁判所での調停日だったのですが、明日の12日(月)に延期になりました。先にあったオットーの元上司Aさんの調停が上手く進まず、会社側が延期を求めたようです。Aさんの調停で会社側の提示金額に、その場にいた裁判官から「それ低すぎ」とツッコまれたそうです。ドイツでは解雇日まで給料は保障されていますが、退職金制度はありません。しかしながら、「Abfindung/アップフィンドゥング(退職金)」という言葉が存在し、制度がなくてもそれなりの支払いはあります。ない場合は今回のように訴訟になることがあります。ここでは分かりやすく退職金と言ってますが、実際は「慰謝料」または「示談金」に近いです。
4月中旬に解雇され、すぐ弁護士さんを探して訴訟提起したのですが、その間に会社から変なオファーを2回されました。
1度目は前の記事に少し書いたのですが、「10月にクビを延ばしてもらってポーランドのアウトソーシングへ業務引き継ぎ作業してくれないか、給料2倍にするから」と持ちかけられました。ところが、「給料2倍は引き継ぎ作業が成功したら」というあとから何とでも言える罠付きだったという。
2度目は先週。業務引き継ぎ相手のポーランドのアウトソーシングから急にオットーへジョブオファー。今の会社が裏で糸を引いているのが明らかなオファー内容で、再就職したら確実に解雇前に関わっていた仕事を任されること間違いなし。
また、
今回、解雇された5人の中にはオットーやAさんのように訴訟しても意味がなく(勤続年数が短い)、解雇日までの猶予期間もあまりなく失業した方もいます。営業部の方なんて会社が顧客に解雇されたのを知られないようにするため、その方は即日休職を言い渡されました。会社に貢献した社員達を最後に使い捨てにしたり、上手く利用して使い続けようとするようなモラルかない会社はもちろん、退職金すら払おうとしない。
そんな会社からのオファーに勝手に返事しないほうが良いと考え、弁護士さんに相談しました。弁護士さんからは何も返事してはいけないとのこと。オットーはニュースなんかでたまに見る、「弁護士さんに全てお任せしているので、何も言わないように言われてますから…」と同じ事を言ってスルーしてます。
次回に続く