あきらめたので そこで制作終了。
カバー裏の冨樫先生のひと言に真剣ビビった。「マヂ終わんノ」ってパニクってググッたら、どうやら週刊連載が無理みたいな意味だとか。発売した去年はアマゾンで品切れで今年2月に買いました。まあ、次巻はいつかわからないからゆっくり読もうと思い、今日まで取っておきました。
この作品は週刊・月刊両方は向いてない。というか、冨樫先生が期限がある連載というシステムに合わないんだと思う。ここまできて今さら定期連載してと言うつもり全くないけど、1年に1巻、できないなら2年に1巻ぐらいは単行本を読ませて欲しいです。37巻は2018年発売、そして今巻は2022年発売と4年待ちました。ハンターに限って言えばそれが普通に感じるし、何年でも待つ。
何が凄いか①そんな年月でも暗黒大陸へ向けて出港してからまだ1週間ちょっとしか経っていないところ。王位継承戦はやっと動いてきた状況やし、旅団もそんなには動いてないし、ヒソカどこにいるかわからんし、ゴンとキルア兄妹、レオリオとか登場しないし、というかジャイロはどこ(笑)。カキン国王(上写真㊧)はただの肥満体の無能かと思えば、そうではなかったのが今巻中、意外でした。ハンターらしいモヤモヤする犠牲があって「ハンター読んでるんやあ!」と実感できる。
何が凄いか②圧倒的な文字数と膨大な情報量の頭脳戦。とくに159ページぐらいから文字数猛烈にすごい。もはや「セリフ」というより「文章」。ほぼ説明、解説なんですが辻褄が合わなかったり破綻がない。ゆっくり読めば理解できる。なので私は1ページ繰り返し読みかつ4回休憩を挟んで一日かけて読みました。読み応えたっぷり。
何が凄いか③キャラ数。カキン国王子だけでも14人。それぞれの護衛etc.、クラピカらハンター達、マフィア、旅団合わせたら1冊の人物数!モブにも役割を当てて複雑難解な話の中で活かせるのは冨樫先生だけの才能。それぞれの話を把握するのは大変…だけど読んでいて楽しい。
キメラアントの頃に比べたら絵が格段綺麗(笑)になり、チラチラと本来の画力が見え隠れしている箇所もあったりと、4年ぶりの新刊は期待を裏切られませんでした。
それでは