「銀の匙」「アルスラーン戦記」「鋼の錬金術師」の作者・荒川弘先生、オリジナルの新作。2巻が先月に発売されたばかりのホヤホヤ新連載です。ガンガンコミックのサイトの試し読みで「これはアカンわ」とすぐ読むのを止め……アマゾンの買い物カートに入れました。
詳しい内容を話すと面白さが半減する作品だと思うので、公開されているあらすじを。
山奥の小さな村落に住む少年のユルは、野鳥を狩り、大自然の中で静かに暮らしていた。しかしユルの双子の妹のアサは、何故か村の奥にある牢の中で「おつとめ」を果たしているという。それはまるで幽閉されているかのように…。穏やかな村に浮かぶ不自然な謎、この村に隠された秘密とは一体…!?(作品説明より)
今作の主役は兄妹
1巻の出だしから想像もしていなかった展開。面白くて読んでる最中に鳥肌が立ちました。1・2巻は物語の始まりだけあって主人公を含めた登場人物、これから深く関わる謎や秘密、世界観などの情報が多いですが、笑いを混じえた説明は難しくはなく、読んでいても疲れません。"おのぼりさん"だけど強い主人公のユル、彼を取り巻く人物達はそれぞれ魅力満載。まだ敵味方がはっきりわからず、読書を翻弄させるのが上手い。話の中心になる「ツガイ」もまだまだ裏に真の秘密がありそうで全てが気になって仕方がありません。3巻は来年2月発売、楽しみ。
最後に、
2冊分
購入しているどの単行本にも言えますが、挿まれている広告が多すぎ。カバー、帯、これらの広告を減らせば少しだけでも紙の節約と単行本の値段を安くできそう…。あ、節約なら電子書籍か!いや、私はある限り紙媒体!!
それでは
【おまけ: こっちのお兄ちゃんも頑張ってます!】
タイトル通り、人を喰う異形な天狗を倒すお話。二人の弟達を「おつとめ」から守り、普通の生き方をさせようと1人戦おうとする長男の守だが…