アマゾンジャパンで1巻を見た瞬間、何もチェックせずにカートへ入れました。いわゆるジャケ買いでしたが、これがまた超爆当たりで自分の中では今最高にキテます。
あらすじをザックリ言うと、
関西最大のヤクザ組織・布袋組次期組長の座を争い、現組長の双子の息子・琳と塁の間で争いが勃発。それが原因で布袋組も二分され、布袋組が分裂する危機になりかねなかった。
そこで双子を育てた古庄は次期組長問題を解決するため、組に入ったばかりの塩田に双子のどちらが組長に相応しいか選び、選ばれなかったもう1人を殺すように命じた。
作画がめっさ綺麗
美しい双子の琳と塁がお互いを蹴落とそうとし、対峙するたびに美しく"絡み合う"のは衝撃的。兄と弟への特殊な愛憎を持つ2人の姿にニヤニヤしながら読むのを止められません。
が、
それだけで中身がない、ということはありません。共倒れエンドな雰囲気が漂ってなかなか重い。「塩田ガンバ」なちょっと笑える奇抜な部分があり、ただの跡目争いするヤクザ漫画ではありません。
が…、
登場人物達がする行為はやはりヤクザらしく犯罪。そこを塩田という存在が軽く流してくれてます。わかりにくくなり易い双子キャラは「黒」と「白」、「標準語」と「関西弁」、さらに違うタイプの仲間達、入れ墨やシノギでしっかり描き分けらているから混乱することはまずなく、話にすぐ入れます。
AnimeやMangaに関心がなく、いつも私が注文した本にはあんまり興味がなかったオットーが、ソファーの読み終わった双生遊戯に興味津々。私がいない間に日本語力ゼロでも1巻を読んだらしく、ある程度の内容を理解したようで話は面白かったとのことです。
巻末の古庄さんの双子育児日記が和む。2巻がイイ所で残酷に終わっているので、来月発売の3巻が壮絶楽しみです。
それでは
【おまけ: キテるもう2作品】
優しい吸血鬼の主人公(40DT♂)と彼の正体を知った後輩のドS豹変ぶりは大変に美味しい。
実は世紀末はドラマでした。各エピソードの誕生秘話を公開!