ご訪問ありがとうございます。なぜか上手く表示されなかったので再投稿になります。
近所で最近、増改築されたお家に鹿のマークのシールドが貼られてます。オーストラリアの観光土産にあるコアラやカンガルーの黄色い交通標識のような単なる飾りだと思っていました。「ウチの家族はみんなワイルドですよ〜」みたいな。
気になったのでザックリ調べてみました。
Hier gibt's Wild aus der Region
地域産のワイルドミートあります
どうやら地域の狩猟で獲れた肉を販売しているようです。
地域で獲れた野生動物の肉の解体処理方法や販売に関しての規制があり、供給量も少ない。一般的な購入方法は直接、猟師さん(またはその知り合い)から
、フォルストアムト(営林署)の直売等で、なかなか手に入りにくい。運良く地元の肉屋さんにワイルドミートが並んでいても、地域産どころか生産地(国)と流通経路がはっきりしないこともあるかもしれません。
そこで、鹿マークのシールドの出番。肉製品を取り扱うと共に、地域の狩猟で獲れた肉だと保証するものです。これを掲げている飲食店または一般の家は州や地域のいわゆる猟友会に登録されているはずです。ご近所さんの情報もちゃんと登録されてました。
州や季節により獲物が違ってきますが、多いのがイノシシ、シカ、Reh(ノロジカ)。
ノロジカは鹿より小型
他にFeldhase(ヤブノウサギ)やFasan(コウライキジ)もあります。動物の写真はウィキペディアより。
以前、マルクトのお肉屋さんで猪肉の生ソーセージを買って焼きました。冷えたビールによく合って美味しかったですが、やはり野生の匂いを消すためか、豚肉のソーセージよりも香辛料たっぷりなキツめの味でした。
まあ、私の料理の腕前が良くて知識があったなら、「ご近所さんから地域産のワイルドミート買って"ジビエ料理"を作ってみました」なんて写真がある洒落た記事になってたのになあ。
ちなみに狩猟肉は低脂肪で栄養価も良いそうです。
それでは