コロナ蔓延前の私とオットーは現金主義+一括払い主義でした。持っているのは夫婦共有の銀行カードとクレジットカードを1枚ずつで、預金引き出し用に銀行カードを使用していただけ。「クレジットカードなあ、いらんなあ、解約しよっかなあ」なんてオットーが言うので、「いやいや、さすがに1枚は持ってたほうがいいやろ」と話したことがあります。
そして、
世の中はコロナ禍になり、どのお店でも「お支払いはキャッシュレスで」のポスターや看板が。オンラインショッピングは主に口座引き落としとクレジットカードで。1年かからずにカード払い生活になりました。
引き出しに銀行へ行く必要がなくなり、手持ちの現金が心細くても気にせず楽でいい。
ある日、町に出かけた時にムスメがプレッツェルを食べたいと言いました。1個1ユーロちょっとなので、小銭でと財布を開けたら、1ユーロもなかった。しかもあるのは50ユーロ札だけ。出来るだけ小銭を使うクセをつけていたのをカード生活になって忘れてました。
なんか両替え目的みたいに思われて文句言われるのも癪なので、ムスメに我慢してもらって後でスーパーで買いました、もちろんカードで。そのあと、ムスメの了承と監視のもと、ムスメの貯めているお小遣いの2ユーロ硬貨と50ユーロ札を両替してもらいました。財布がずっしり重かった。
また、パン屋さんで美味しそうなパンやケーキがあっても5ユーロ札と10ユーロ札すらなくて買えないときもありました。買い物カートも使えずというのも数回。今はそのパン屋さんでもカードか使用できて、どのカバンにも1ユーロ硬貨を入れ、小銭がなくてもよくなりました。
キャッシュレスですがカードで支払うと必ずレシートをもらうので、紙だらけになります。現金なら要らないと言えばレシート分の紙を節約できるのになあ。
それでは