5月26日(日)に行われるEuropawahl(欧州議会議員選挙)の投票案内がちょっと前に届いてました。送られてきたのは投票日時及び投票場所の案内と薄いパンフレット。手紙の裏は代理投票届けになってます。

 

カールスルーエ(連邦憲法裁判所)の4月の判決で、今年から障害者の方も代理投票や付き添い人を通して参加できるようになりました。Grün(緑の党)のサイトによると、2016年の調べでは約8万5千人の投票可能な障害者が存在していたのだとか。大変に喜ばしいことですが、離脱するする詐欺のイギリスが選挙に参加できるのは甘すぎると思うんですけど…。

 

【欧州議会議員選挙の説明(ドイツ語)】

政党に1票を入れる。票が多い政党ほど議席を多く取れる仕組みです。

 

政党ごとの選挙プログラム(ドイツ語)をこれから少しずつ読もうと思います。

 

「自分ってどの政党に近いんだろう?」という方には、『マイ政党チェック』もできます。上記のサイトに掲載されている【Wahl-O-Mat】という黄色い画像をクリックして39の質問に賛成・反対・どちらともいえないの3つの中から答えます。(小規模な政党に不公平だとの判決で只今オフラインになっています)

 

また、居住州では同日に地方選挙も行われます。

 

地方選挙の説明パンフレット

 

ふむふむ……

 

投票の仕方は……ぶっちゃけよくわーかーらーなーいー。ややこしすーぎーるームキーと思っていらポストに入っていたアンジーちゃんのCDU(ドイツキリスト教民主同盟)のパンフレットの裏に、

 

 

なるほど。よくわかります。まず政党をリストの中から選び、次に候補者もリストの中から選ぶ、と。

 

(例1)Grün(緑の党)のポスター

 

(例2)NPD(ネオナチドイツ国家民主党)のポスター

 

街頭の下に貼ってあるのは剥がされてビリビリに破かれて道路に捨てられることが多く、NPDのポスターは取れない高い場所にいつもあります。そういうところだけズル賢い…。バックの青い色は加工ではなく、空の色。綺麗な景色に「外国人は帰れ」の攻撃的な宣伝は悲しいですね…。

 

オットーとも話しているのですが、2人とも支持したい政党がないんです。CDU(ドイツキリスト教民主同盟)は支持者みてもわかるように富裕層向けだし、SPD(ドイツ社会民主党)は弱体化してパッとしない。Grün(緑の党)はエコフリークになったし、FDP(自由民主党)も政治に参加する気がない。AfD(ドイツのための選択肢)もアルタナティブなのに「失業率が多いのは外国人のせい」って思っているような人達に支持され右翼というより差別主義団体。おまけに党内は権力争いに不正献金疑惑。が、州選挙でも10%を取っているから彼らには油断はできません。

 

街頭で選挙活動しているどこの政党の誰もがアジア人の私を素通りし、近くの白人に寄っていったりしてます。SPDでさえムスメにグミをくれるだけで、私にボールペン付きパンフレットさえくれません(ひがみではない)。

 

こういうのもプチ差別。残念ながら欧州も右に寄っています。これからもその傾向は増すでしょう。だからこそ、AFDのような政党に幅を利かせないためにも投票して抵抗することが重要になってくるのです。