「穴茄子さん、息子に洗濯物をたたませているそうじゃないの。そんな女の仕事を夫にやらせるなんて、嫁として恥ずかしいと思わないの?」

 「息子はもっと濃い味が好きなんだけれど、穴茄子さんのこういう薄味の物 でも食べれるようになったのね」

 

姑さんのチクチクした暴言。私はお宅の可愛い息子さんの好みなんですよと毅然として言い返すか、夫の親だからと自分の気持ちを押し殺して”楽”になるまで我慢するか。”古くなった女”だから仕方ないとスルーする方法もある。

 

オットー、私、そして子供のムスメの穴茄子家だけが義父母に合わせてました。その頃には2人の心は鈍っていたので、もちろんそれには気づきもしません。

 

クリスマス、イースター、ムスメの誕生日。家族が集まる特別な日でさえ、午後1時すぎに来て、午後3時半には帰っていく。少しの時間でも数少ない「家族」だからと、季節の行事には義父母が来る時間に合わせてみんなで食事をしてました、以前からやっていたように。オーブンで焼くだけの肉料理、ジャガイモの付け合わせ、ソース、よくあるドイツの定番料理ならみんなが食べれる。

 

ところが続けたいと願っていたそのささやかな団欒さえも……

 

 義父「いつもはこんな時間に食べんから、まだ腹は減ってないやんけどなあ」

 義母「今は肉食べれへんし、ジャガイモとソースだけでええわ」

 

初めて聞いたときはショックでした。

 

いきなり食事しろ!じゃないですよ。いつも最低1週間前にはメニューと食事時間を打ち合わせして、義父母は「わかったわかった」と了解してました。

 

 「それなら無理して食べなくてもいいですから…」

 

2度めからは内で燃え始めたメラメラメラメラを抑えながら平気なふりしてました。失礼な発言は茶菓子だけのときにも繰り出されていきます。義父母の朝食か昼食かわからないその日の最初の食事時間である午後3時くらに合わせると言っても「帰るのが遅くなるから」って断られました。

 

義父母と穴茄子家族がそろって時間を過ごす機会は消えかけているときでも決して私達には合わそうともしない義父母。

 

そして…、

 

 義父「昼過ぎは腹空いてないからケーキはいいわ。」

 義母「うちも甘いもんあんまり好きやないから。あ、飲みもんも持ってきたからいらんわ。」

 

と、ケーキ用意しますからねと前もって義父母に宣言し、義父母は了承したのにもかかわらず。ムスメと適当に遊んでからさっさと帰宅した後にかけてきた電話は……

 

 義父「腹空いてたからバーガーキングに寄ってステーキバーガーハンバーガー食べてから家に帰ってん」

 

と、美味しかった的に話してました。気を悪くする人間がいるなんて考えていない、今までの中で最悪な放言。

 

親しき仲にも礼儀あり真顔

 

家族と言えど、およばれされて、それを文句なく了承しているのなら、そのために準備しておくのがマナーだと思うんです。または、正直に事情を説明して事前に断るか、ホストと客になる人間がお互いに合わせるように話し合う。オッケーなんて言ってあとでホストに「そんなん遠慮やわ」なんて間違っても言わない。友人同士だろうが、家族だろうが、死んでも相手に義父が言ったようなこと言わないのが普通じゃないでしょうか…?

 

もちろん、放言は食事のとき以外にもありました(次回)。それもあって、さすがにバーガー発言でこれ以上は我慢できなくなりました爆弾

 

私が取った行動とは……

 

それに対しての義父母の反応は……