決して足の踏み場所がないほど片付けられていないゴミ屋敷でも汚部屋でもないんです。

 

溜まっていく物に気づいてどうするか考えない、

目に入る少しの物だけでも処分しようと奮起する気配もない、

古い物も新しい物も全部…

 

ごちゃまぜ放置したまんま

 

だけなんです。

 

毎年1回は必ずどこか整頓して不要物は捨てる私には、義父母が暮らす環境はまさに「ゴミ」に囲まれて生きていると同じこと。毎日、そんな場所に住んでいたら心が荒みそうで心配でした。実際、自分達が無関心なたくさんの物のように、家族を含めた人間に対しても関心が欠け始めてました。

 

そんな無用に囲まれた生活よりも耐えられないものが義父母の家にはありました。「クリスマスの喜びと怒り」でお話をした、

 

煙草

 

です。

 

オットーと2人のときは義父母は室内で吸ってましたが、ムスメが来るようになると庭に出てました。でも、そんなことじゃ長年の煙と臭いを防ぐのなんて無理。気を使ってるフリしてるだけ。私達がいないときはリビングルームで窓締め切って喫煙してるのですから。

 

そのせいで、

 

  • 土産とばかりに髪から服、持ち物にまで煙草の臭いがべっとりとつくゲロー
  • 下手してカバンを閉め忘れたら最後、財布やポケットテッシュまで臭くなるゲロー

 

義父母の家にいるときは鼻がおかしくなってわかりませんが、煙草完全フリーの我が家に帰ると自分と所持品から強烈な臭いを放っている。そこで駆けつけ一杯ならぬ、駆けつけシャワー。兎にも角にもまず来ている服を全部脱いですぐ洗濯!それから家族3人とも全身シャワー!カバンもその中身も拭いて臭いがなくなるまで庭に出す!

 

居心地が悪いっていうもんじゃない、気持ち悪いんです。

家に足を踏み入れた瞬間からわかるんです。普段からあまり換気がされていない、淀んだ空気が…

 

そんな百害ある場所にムスメを何度も連れて行きたくない。ムスメがの空気を吸って、ムスメが煙草臭くなるのを考えただけで鳥肌が立ちます。

 

そんなわけで…

 

義父母の家から足が遠のき、最終的に行かなくなりました。オットー自身、実家にもかかわらず「行こうか」と言わなくなったからこれ幸い。数年は行ってないので今どうなっているのかと考えるとゾッとするなあと時々、オットーと話してますが、2人とも絶対に「んじゃ行こうか」とは言いません。

 

義父母がすぐ帰りたがる理由の1つもコレだと思います。

 

穴茄子家じゃ煙草が吸えないから。駐車場から車を出す時にはもう車内で義母、窓開けず吸ってますからね。

 

孫より煙草の義父母……悲しいショボーン

 

「動」が怠惰で不摂生になりましたが、「言」のほうがひどい。『Rücksicht(リュックジヒト)、気づかい』も減っていき、思慮に欠けた言葉が目立つようになっていきます。

 

それではまた。