アメリカ中間選挙、終わりましたね。共和党が大敗すればいいのになんて思ってましたが、なんだかんだ言っても共和党がまた勝利するんだろうなあと実際は考えておりました。ジョージア州知事選は残念でしたが、結果としては民主党が下院を奪還できたので上出来ではないでしょうか。
中間選挙は大成功と言ったトランプ大統領の言動、いつもとある小説を思い出して仕方ありません。
NHKでアニメにもなった『十二国記』というファンタジー小説シリーズ。12の国があって、それぞれ(女)王と一角獣がいて、王が道を誤ると一角獣は弱って国が滅びる。そんな12の国のお話。
その7冊目にあたる『華胥の夢(かしょのゆめ)』。いい夢が見れる宝があり、それを使う王は結局『できる気』がしているだけで実際に政はできていなくて国を傾けさせてしまう、というお話。
トランプ大統領はその中の夢見た王にそっくりだと思います。自分が大統領の中でいっちゃん公約守ったあ、なんて言っているけど現実にはオバマケアのように国民のために何も実現していない。北朝鮮の会談でも、結局はアホみたいにアメリカが北の立ち位置に下りて利用されただけで、それがわからず大成功とか。
今のアメリカ、十二国記のように一角獣が弱って国が滅ぶ兆候の魔獣が出ていてもおかしくない国です。危ないなあって思います。
そして私が知っているアメリカももうないんだなあって思うと悲しい……。