2017年1月下旬。

帰化テストの開始時間は午後6時。

 

早く家に帰ってきてもらったオットーにムスメを頼むとバスに乗ってカルチャーセンターへ。

 

教室の前には4、5人の人が待っていて、私のすぐあとからもぞろぞろと人が来ました。『全員がライバル』というわけではないのに、雰囲気はあんまり良くない。まあガヤガヤとツルむ理由もないですが、緊張とは違う何かこう『他の”外国人”とは喋りたくない』みたいな冷たさ。一緒に受けるだけで他人は関係なくっても、『Guten Abend(こんばんは)』の挨拶ぐらいするのはマナーの基本です。

 

午後6時になると教室の中から秘書さんが出てきて名前を呼ばれた人から順に室内に。全員が着席したら問題用紙が配られていきます。軽い説明、問題用紙の名前と住所を確認してからすぐ開始。問題は個人で異なり、マークシートではなくボールペンで正解のボックスに『X』します。33問を解いたあとは最後に署名。

 

なんとテスト開始からわずか10分ぐらいで席を立ち始める人がいました。私もそれぐらいで全部解けたのですが、念のために2回ぐらい見直しをしたので大体、20分ぐらいであっけなく終わりました。予定時間は午後7時半までだったのですが、受験者の大半がそのくらいの時間で教室からいなくなっていました。

 

教室を出たらオットーに『Perfekt(パーフェクト):-P』とSMSを送れるほど完璧なデキ。ドイツ語能力検定とは打って変わって、通知が来るまでゆったり過ごしてました。本の通り約2週間で『Bundesamt für Migration und Flüchtlinge(連邦移民・難民局)』からA4の封筒が。

 

 

 

↑ 案外、自信満々では奢って失敗することが多いのが人生というものですが……ほんとうに完璧

33問中33問正解。そう…全問正解で合格

 

ドイツ語能力検定とは打って変わって、『フフン、やっぱりね』と当然な気持ち。

 

これでハードルはすべてクリアしたので、あとはその他の書類を集めるだけとなりました。

 

それではまた。