この時期
盆踊りが近づくと思い出す事が
あります…
この盆踊りのリーフレット
私が描いたんです
しかも
父が亡くなった 翌々日に…
「え?父親亡くなってすぐ こんなコミカルなイラスト描けるの?」
「本当に悲しんでる?」
この感想…フツウ … ですよね
もし 何も なければ…
父が亡くなった翌朝のこと
チャイムが鳴ったので
玄関を開けると
自治会の おじさんが 満面の笑みで立っていました
そして
「あなた イラストレーターだよね?
盆踊りのプログラムの表紙かいてよ♪」
私は すぐに言葉が出ず
ただ 呆然としていました
何も知らない おじさんは
「じゃっ、よろしくね~

と、
私の返事も聞かず去って行きました
頭は整理できるはずもありません
「ムリだよ ムリだよ ~

ただメソメソ泣くばかりでした…
でも それからしばらくすると
ある事が ふと頭をよぎりました
パパはこんな時 なんて言うんだろう
自分が亡くなった事が理由で 断ることを喜ぶだろうか…と。
私は 画用紙に向かいました
今でも不思議ですが
その時 父が亡くなった悲しみは消え
一心不乱に絵の世界に入って行きました
しかも、
「おじいさん、腰曲がり過ぎ~

と、楽しい気持ちすらわき
ノリノリで イラストは仕上がりました
描き終えた途端
また感情は現実に戻りました…
本当に この絵は 私が描いたの?
不思議な気持ちに襲われました
そして
今でも このイラストを見ると
思うんです*
これは きっと
最初で最後の父との合作なんだ
情けなくて 見てられない 子どもな私に
力をかしてくれたんだ
だから このイラストを見る度に
どんな時も 絵を描こう と思い、
いつまでも
きっと どこかで
見守ってくれてる…と
思うんです

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