こんにちは、3日連続CEDEC参戦し
疲れすぎて10時間くらい爆睡した14番の極速・ピエールです

CEDECの三日間で
様々なセッションを参加し
それから業界の方々と話し合って
それぞれに対して思い込んでレポートで詳しく書きたい所ですが
残念ながら、企業の方々から頂いた名刺で
礼状を送れないといけないので
今回ショートレポートと言う形式で書かせて頂きます


先ず時順で参加したセッションとイベントをリストアップし
一日順番での感想を書かせて頂きます

<一日目>

参加したセッション
・【基調】
あなたはなぜゲームを作るのか

Too Japaneseなゲームって… 海外で評価されないの? ~「GRAVITY DAZE/重力的眩暈:上層への帰還において、彼女の内宇宙に生じた摂動」の場合~

ドラゴンコレクションの産みの親が語るSNSゲームの作り方

TOKYO JUNGLE ~経験ゼロの若者による企画立案から発売までのサバイバル術~

アーケードゲーム「WORLD CLUB Champion Football」のスクラム導入への取り組み

プレイテスティングとテレメトリー

懇親会
・CEDEC 2012 学生交流会


<一日目の感想>

初めてのCEDECで、色々予想した所と未知の領域で
期待や不安なきもちが混ざりながら会場にたどり着いたが
基調講演の際、以前業界の懇親会で知り合った業界のプランナーが
たまに隣に居まして、そして昼間でのセッションも一緒に行動したため
一緒に昼ごはんを召し上がる機会を得ました
色々CEDECや業界についてのことを教えていただきました

上原さんという方は
CEDECの古参であり、まだ場所定着してない時期からずっと参加してきて
宮本茂さんなどの基調講演の際の経験談なども教えていただきました
ちなみに上原さんは業界のベテランプランナーで
コナミやプロジェクトソラにて、小島監督と櫻井さんと共に仕事をした方で
色々業界についてのことも教えていただきました

櫻井さんという方はとても尊敬的な存在であり
実際話を聞いくと、この方の考え方に対し
幾つ共感を持つ部分もありまして
さすが世界の人々の心を踊らせたゲームを開発した方と感じました

そして、この日セッションにて
Crispys!の若いクリエーターたちと話す機会が出来て
「20代のヒーロー」について共感し、自分のモチベーションもさらに上げました

さらに、海外のVolitionから来たJordan Lynnという方の講演を受けて
海外でデータを使用しレベルデザインを行う手法も勉強し
海外の開発手法も詳しく知ることが出来まして
名刺交換した際、海外のデータ重視の開発手法を興味を持つと言いましたら
「私のことを教師みたいに、いつでも聞きに来てください」という
とても親切な対応で心から感動しました

ちなみにスクラム手法を紹介したセッションを公演した石畑さんという方は
福島Game Jamにてお会いしまして、少し話のチャンス頂きました
当日石畑さんのチームのプロマネはやはりすごく上手くて
業界にて仕事を完成させる手法もとても参考になりました

夜、CEDECに参加して来た学生たちとの懇親会で
色んな分野や色んな学校からの学生たちの話を聴き
皆さんこれから業界の一員として頑張っていく熱意を感じし
自分も頑張らないといけないと実感してきました

まとめていうと、一日目は「自分の扉を開けた」日でした


<二日目> 

・【基調】メンタルシミュレーション-認知科学から見たコンピュータエンタテインメントの世界

加速する次世代: ティム・スウィーニーが語るゲームの未来

アーケードゲーム制作のノウハウを、スマフォ向けゲーム制作に注ぎ込むとこうなった

ユーザーに中二キャラクターとしての認知に成功したアニメーション・メソッド ~ゴッドイーターから贈るフィジカル中二論~ 

Infinity Blade  コンソールからモバイルへの飛躍

懇親会
・CEDEC2012 Developer Night


<二日目の感想> 

この日、少々厳しい状況を発生し
途中で名刺を取りに行かないといけないという
昼頃のセッション終わってから速攻で新宿に戻り
それからまた横浜に戻ることというハードスケジュールアクションで
セッションを全部参加することができませんでしたのがとても残念
(心の声:今度から早めに名刺を仕上げろう!!)

先ずゲーム開発者以外
大学の研究者について話を聞くことができて
「認知科学」がどのようにゲームに使えるかを
とても考え深いセッションを受けました

それから、なんと公演後、EpicのCEOであるTim Sweepさんとお話ができて
この方が業界の未来に対する思いとビジョンをとても感じました
ちなみに、TimさんについてWiiUや拡張ディスプレイについて意見を伺いましたが
この辺Epicさんの見方は、レポート書くまで暫く内緒にしておきますw

ちなみにホールで講演を受けた際
隣にいるアメリカ人のエリオットさんと少し話すチャンスを得て
講演終わった際、海外の方はやはり考え方がとてもオープンであることを感じました
ちなみにエリオットさんは私と同じ
2年前から日本に来て、今トライエースにプログラマーとして仕事している方です

さらに、午後のセッションでInfinity Bladeを作ったChairからの方の講演で
海外にて小規模の開発や、5ヶ月リリースと言う過程を観て
短期間で高品質開発のノウハウを得ることができました

講演の終わりに、Chairの代表であるScottという方と少し話す機会があって
この際、自分たち最初予想したライトプレイヤーの行動とハードコアプレイヤーの違いなど
色々開発際にあった着眼点や得たことを拝聴させました

夜になって、公式のCEDEC懇親会にも参加させていただきました
この懇親会に来た方々は、業界のお偉いさんがとても多く
今まで様々の業界集まりに参加した自分にも
その規模と参加者の段違いにビビりまして
場慣れがあるはずの自分すら、動くのを少々怖くなってくるくらいです

でも、やはり自分から動かないと行けないという意識を励まして
とりあえず知ってる方と挨拶し少し自信回復をして
それから、以前知り合ったUnityの社長である大前さんにつけて
「プランナー経験のある方の話を伺いたい」という相談をしたら
いきなり一番偉い人に案内されて貰いまして…その方はなんと
遠藤雅伸という、ゼビウスやドルアーガの塔など有名なレトロゲームを作った方で
Lv1の自分がいきなりLv100のボスと遭遇し、フルボッコされました(-_-;)

しかしながら、遠藤さんからプランナーとしての教えや
ゲーム企画によるアイディアに対する考え方の話により
とても勉強になりました、そこで自分はどれくらい未熟であるか
心痛く感じることも出来ました

偶然であり、Capcomから企画担当の方とお話する機会も得て
Capcomからどんな人材を求めてるか
会話してる間で分かった私の弱点はどこですか
とてもためになる話を聞くことが出来ました

その他、実は色んな業界の方々とお話をする機会がありまして
サイバーコネクトツーや、バンダイナムコ、セガ、シュンソフトなども

まとめて言うと、二日目は私にとって、「インパクトを受けた」一日でした

<三日目>

・【基調】
デジタル製作環境におけるアナログマインド 

ユーザの行動から学ぶゲームUIデザイン

シンプルさと多機能の最高のバランスを求めて(ユーザーテストとその反映)

ゲーム作りに役立つ! デジカメ・プロトタイピング

ビデオゲームはどのように遊ばれているのか―コントローラーの操作履歴からみえるもの

東西の交わり:日本のゲーム業界が取りうるグローバリゼーションの可能性

Lessons from a US Mobile Game Developer: From concept to launch

懇親会
・企画系CEDEC

<三日目の感想> 

この日は一番クライマックスな日であり
聞きたい講演が多すぎてスケジュールが喧嘩してる状態でした

先ず、UI関係や企画関係の話を最初の幾つのセッションにて聴きました
企業の方々は今、やはりユーザー体験をすごく重視し
自分の思い込みと実際ユーザーの声の違いを知ることがとても大事でした
また、プロトタイピングする際に
結局技術は技術で、「伝える」ことが大事であり
形はその実現し過ぎないことも理解できるようになりました

しかし、この日で最も励ましいセッションは
「東西の交わり:日本のゲーム業界が取りうるグローバリゼーションの可能性」
というセッションでした

このセッションはCapcomさんが
どのような手法を取って、ゲームのグローバライゼーションするかを説明するセッションで
簡単に言うと、グローバライゼーションを成功させるには
単なる翻訳ではなく、コンテンツの設計からやらないといけない
よって、企画の人員として、海外の人
もしろ海外に住んでた人からの意見は極めて大事だという

なぜこのセッションは励ましいというと
このセッションを通して、私はこの業界にどのようなポジションで立つべきか
はっきりと分かりました。

詳しくはローングレポートで説明したいですが
何時も先生から「ピエールの持ち味」という言葉を
どのように発揮するかを、目標がはっきり見えた気がします

そして夜になって、一日目会った上原さん主催の飲み会に参加し
企画志望や企画系の方々が集まって、色々語りました
その際、上原さんの元同僚である宮崎さんという
元コナミコジプロの方から色々楽しい話をして
自分は珍しくて、ゲームクリエイターであるべき姿を
隠せずに本心のまま言いまして、宮崎さんと強い共鳴が出来て
何故か年齢の国境を超えた友情ができた気がします(^_^;)

ちなみに、我がクラスの委員長Hottestも来ていました!
知識や発想拡張、ゲーム仕上げるまでのことを重視する私と違って
彼は企画発想や企画書書きなどとても才能のある人で
勉強会にて、自分の企画書も持参し、皆に見せることをして
学生としてとても良い行動を見せる事ができました!

その他にも、シフトやバンダイナムコさんからの方も話すことができて
「将来偉い人になりそう」と、とんでもないこと言われて、何故か恥ずかしい気がしますw

まとめて言うと、三日目は私にとって、「未来を開けてゆく」一日でした



<CEDEC全体感想>  

ショートと言いながら全然ショートじゃないですが
実は、この三日間で感じたことが多すぎて
複数の文章じゃないとまとまらないということで…(^_^;)

自分にとって初のCEDECで
今までとまた違う場面で、業界の空気など色々身に感じる事ができて
今までの無いほど刺激を受ける事ができました
卒業するまでにあと一年半の時間で
プロになるまで、どの道で成長すべきか、どれくらい成長できるか
これから大きな課題を残して、あと数ヶ月で始まる就活に
どう活かすべきかのも、これからチャレンジし続くつもりです

それから、同じくCEDEC行ってきた学生も沢山居ると思います
「この本を読めばお金持ちになる」というようなありえないバカ話と同じく
同じ場所に行っても、感じることと得たものも人によって違うと思います
自分たちはこの三日間はどのように見に受けたか
業界を目指す学生であれば、しっかり考えるべきだと思います

でなければ
「イベントに一周回って帰る、楽しかった、終わり」
と同じようなことになります

最後に、お約束の写真で
この文章を終わりにして
後ほど自分のブログからも
全てのセッションや飲み会についての感想を書くつもりで
気になる方は是非引き続き宜しくお願い致します


これは初日目基調講演の列に並んでるさい
頑張りすぎて先頭を取りました(^_^;)


これが最終日飲み会会場で撮った写真です
とても綺麗な観覧車でした


今回貰った名刺の数
これから礼状送るため、時間と作業の戦いになりますw