なつにちは!!

Hottestです!
ほんと暑苦しいハンドルネームだなー。


さて、オレはラーメンの次にミステリ小説が好きなんですが、
今回はその中でも「ドンデン返し」系のミステリをいくつか紹介しちゃおうじゃん?


「最初からドンデン返されるってわかってたら面白くないYO!」
っておっしゃる方・・・まったくその通りっすねー!


だからドンデン返しが好きな人はタイトルだけ見てあとはすっ飛ばしてください


でもダイジョブダイジョブ!
コナン君でもない限りオチなんか読めねーから!!
はいじゃあネタバレ無しでいくぞ!


1.葉桜の季節に君を想うということ /歌野晶午
d1 

一見すると恋愛小説のようなタイトルです。
この作品は5つものミステリ賞を受賞し、2004年に最も話題になったミステリ小説ですね。

あらすじ
何でもやったろう屋を自称する「俺」こと成瀬将虎は、
通っているフィットネスクラブで後輩のキヨシからある女性の相談に乗ってほしいと頼まれる。
その女性―日高愛子の相談とは
「おじいちゃんを陥れた悪徳業者『蓬莱倶楽部』を調査し、詐欺の証拠をつかんでほしい」
という依頼だった。
同じ時期、成瀬は駅で自殺を図ろうとした麻宮さくらという女性を助ける。
プレイボーイである成瀬は、その女性とデートを重ねる仲になる。

成瀬による調査と恋愛のパート、
古屋節子が追い詰められていくパート、
一見関連が薄い2種類の物語が交互に展開し、重なり合っていきます。

全体的にハードボイルドな雰囲気で登場人物たちも個性的です。


しかし終盤で「えぇー!!」と声上げたくなるくらい
(実際オレはあげた。電車内で)ブッ飛んだサプライズが待ってます。
ある人は興奮し、ある人は怒り、ある人は笑ってしまうかも知れません。


この驚きはぜひ誰かと共感しあいたい!みんな今すぐAmazonをチェックだ!

2.噂 /荻原浩
d2 

あらすじ
渋谷の女子高生の間で、ある噂が飛び交い始める。
 「レインマンに出会うと、足を切られちゃうんだって。でもね、ミリエルの香水をつけてると狙われないんだって」
 香水メーカーが口コミ戦略で広めた噂だったが、現実となり、足首のない少女の遺体が発見される。

 

「衝撃のラスト一行に瞠目!」
という宣伝文句が帯に書かれて売られていました。


まさにそのとおり!
最後の1行で「うわー!」て言っちゃうよ(オレは言った。布団の上で)


形の無い「噂」をうまく使った渋谷系サスペンス(なんじゃそりゃ)です!


3.弥勒の掌/我孫子武丸
d3 

「みろくのて」と読みます・・・って読めるよね。


あらすじ

愛する妻を殺され、汚職の疑いをかけられたベテラン刑事・蛯原。
妻が失踪して途方に暮れる高校教師・辻。

これらの事件には、どうやら宗教団体「救いの御手」が関係すると知り、
偶然出会った蛯原と辻は共に捜査をしていく。

辻が内部を知るために、「救いの御手」に自ら信者として潜入し、
蛯原に報告しながら、妻を殺した犯人を追っていく・・・。

犯人は誰なのか、宗教団体のトップ「弥勒」とは何者か・・・。


冒頭は教師・辻の視点で始まり、
そのあとは教師・刑事・教師・刑事・・・の順で交互に進んでいきます。


「救いの御手」のうさん臭いこと臭いこと・・・。
怪しい宗教の見本みたいな描写です。


この作品のオチはまぁ~後味が悪い(゜д゜;)
「えっ?そうなっちゃうの?えぇっ!?終わっちゃうの!?」
って感じでした。


余談ですが、
著者の我孫子武丸(あびこたけまる)さんは「かまいたちの夜」シリーズの
シナリオを担当してる方です。
うちのクラスのみんななら当然知ってるよな??


4.慟哭/貫井徳郎
d4 


「どうこく」と読みます・・・って読めるよね。


あらすじ

連続する幼女誘拐事件の捜査は行きづまり、
捜査一課長は世論と警察内部の批判をうけて懊悩する。
異例の昇進をした若手キャリアの課長をめぐり、警察内に不協和音が漂う一方、
マスコミは彼の私生活に関心をよせる。こうした緊張下で事態は新しい方向へ!
幼女殺人や怪しげな宗教の生態、現代の家族を題材に、人間の内奥の痛切な叫びを、
鮮やかな構成と筆力で描破した本格長編。 (Amazonより)


ここにきてあらすじが転載です・・・てへぺろ(・ω<)←


警視庁の若手課長と宗教に堕ちてゆく男、2つの視点で交互に描かれます。
2つの視点といい、宗教というテーマといい、
前述の「弥勒の掌」と重なる部分がありますね。


でも作品の色や叙述トリックの方法などは全然ちがいます。
実はこの作品はオチ読めちゃったんだよねー
いや!でも!読んでほしい!ミステリとしてはよくできてるから!


貫井徳郎さんはこの小説がデビュー作ってんだからビックリだよ(ノ゚ο゚)ノ


5.カラスの親指/道尾秀介

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あらすじ
「こうしてると、まるで家族みたいですよね」
詐欺を生業としている、したたかな中年2人組。
ある日突然、彼らの生活に1人の少女が舞い込んだ。
戸惑う2人。やがて同居人はさらに増え、「他人同士」の奇妙な共同生活が始まった。
失くしてしまったものを取り戻すため、
そして自らの過去と訣別するため、彼らが企てた大計画とは!?


オレの!大好きな!道尾秀介さんの作品!!


この方の作品はどれもミスリードの技法がふんだんに使われていて
しょっちゅう意表を突かれるのですが、
「ドンデン返し」という今回のテーマに一番マッチするのはこの作品かと。
オチ・・・だけでなく何回かだまされちゃますね。詐欺の話ですから!


中には「そんなのアリ?」ってのもありましたけど、それはフィクションだからアリってことで!


実はこの作品は映画化するんですよ!
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11月23日公開!
主演は阿部寛&村上ショージ!


阿部ちゃんはともかく、
ショージ兄やんを持ってくるとはなかなかニクいキャスティング(`∀´)


【番外】儚い羊たちの祝宴/米澤穂信
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この作品だけ短編集なんですよ。だから番外編ってことで。


内容
ミステリの醍醐味と言えば、終盤のどんでん返し。
中でも、「最後の一撃」と呼ばれる、ラストで鮮やかに真相を引っ繰り返す技は、
短編の華であり至芸でもある。本書は、更にその上をいく、
「ラスト一行の衝撃」に徹底的にこだわった連作集。古今東西、短編集は数あれど、
収録作すべてがラスト一行で落ちるミステリは本書だけ。 (Amazonより)


↑この紹介文を読んだらどうしても読みたくなっちゃってさ!


5つの短編作品が収録されています。
どの話もホラー要素が強めです。
そっち系苦手な人にはあまりオススメできないかなー。


ぶっちゃけ「ん?どゆこと?」ってオチがあったんですよ・・
だから読んで談義してくれる人募集←


余談ですが、
著者の米澤穂信さんは映画にもなった「インシテミル」
の原作者で、(映画はアレだったけど原作はおもしろいよ)


同じく原作の古典部シリーズ「氷菓」
アニメ化してますね!


わたし気になります!


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はい、今回も長くなっちゃったねー。

気が向いたらまたこのコーナーで
今度は違うテーマで本を紹介していきたいな!


みんなもドンデン返しのある作品があれば
小説じゃなくても、映画・マンガ・ゲーム
なんでもいーから教えてね!


アディオース!
(この記事にはドンデン返しなし)