こんばんは、CG検定で真っ白になった金ポンです。
さっそく今回のお話をする前に、
あれ? 何か最初のネタ重くない?
ネタって選んで出しているの?
という疑問に答えるために言っておきます。
国の紹介順番は私が行った順番になっていますよ。
初めて海外に行ったのは小3の時で
場所はソマリアでした。
何でソマリアだったのかはあとで説明することにして、
三回目の国をご紹介しましょう。


世界一幸福な国はどこなのか?

日本… であって欲しいところだが、
残念ながら日本ではない。



最初のヒントはどこかでよくみた形の像。




二番目はこの有名人の母国。


あ、どこだっけ、と悩む人のため、
(誰だっけ、と悩む人がいない事を祈る!)






答を教えてあげよう。
世界一幸福な国は美しき、麗しの国、
デンマークだ。

この国、日本には主にベーコンと豚肉を輸出している農業がすごく発展されている王国だ。
王国だと言うと大体の人はすごく穏やかな国王が間近で国民とふれあいながらほのぼのした感じで過ごしている事を想像すると思うが、

デンマークはちょー現実主義を志向している国だ。
リアルに充実、リア充の国、ドイツの次に続いてデンマークの国民性が頑固&現実主義者だと言ってもおかしくないぐらい。
デンマークの書店で売っているベストセラーは小説より、人生の生き方を書いている本が多い。

まあ、この国から出た天才もまた多く、レゴの創始者や光に速度があると原理を作った人や世界一有名なジャーナリストなどさすが、リア充の国!と思ってしまうぐらい現実主義に満ちている国だ。

あと、余談だが、フリースクールが世界で初めて運営された国でもある。
日本ではフリースクールは問題児が行くか、家庭の事情によって行くか、どの道、世間からいい評判を受けてないが、
デンマークの場合は教育を受けれる学校そのものであり、それ以上、それ以下でもない感じでフリースクールを評価している。

言うときりがないので、
余談は去っておき、元の話に戻ろう。

なぜこの国、世界一幸福な国なのか?

デンマークの人口は500万人だ。

数値で言われると多いのか少ないのかよくわからないと思うので軽く説明をつけると、
同じ大きさの領地で日本人が3人住んでいると仮定すれば、同じ大きさの領地でデンマーク人は独り暮らし!になるレベル。
世界的に人口も少なく、国の領地も小さい方だ。
だが、国民一人の所得額が日本を遥か超えている。
そして、世界で一番所得格差が少ない国だ。さらに世界トップクラスの福祉国家!
教育も高校まで義務教育。
望めば大学もただでいける!

所得格差が少ないから庶民、金持ちと分ける意識が弱い。
王国なので貴族がいて、貴族には免税の資格を与えてはいるが、大体の貴族は税金払っているし、テレビに出そうな家に住んではいるが、中身的には庶民と変わらない生活を送っている。
もっと言えば、国家公務員がこの国では一番の貧乏だ。
給料は安く、仕事の時間も長い。
祝日も少ないのでほぼ毎日仕事している。

交通手段も大体の人は自転車か、電車、バスで移動する。タクシー代は日本に比べて安い方だが、この国の国民には1~2キロメートルは歩ける距離だと認識されている。
お土産も食べ物より、ずっと残せる、かつ実用性があるものが多くて筆者が旅行に行った時は日本でも買えそうな感じがするけど大丈夫かな…と思いながらお土産を選んでいた。
そのぐらい、国民性になっているのか、すごく節約&節約的な国である。

でも、決して"ない"から節約しているわけではなく、
"持っている"からこそもっと大事にしようと思うのがデンマーク人だ。

ここまで言うと何かデンマークがまるで地上楽園のような気がしてしまうので一端説明を止めよう。

でも、何でデンマークが世界一幸せな国であるのかわかるようにはなったと思うので少し"ずれた"話をしよう。

デンマークは日本では豚肉のイメージとアンデルセン、レゴのイメージが強いが、実際にこの国の主な収入源は"石油"だ。
エネルギーに飢えている日本及び、他の国とは違い、この国はエネルギー、資源に祝福されていて自国で使う分はもちろん、他国に売っても余るぐらい残っている。
そこに、デンマーク国民性である節約性で統計で出た計算よりも多めのエネルギーが常に余っているのだ。
これは国が富裕になって国民の負担が少なくなるのも当然の事。
環境に恵まれている事を考えてみるといい意味で言えば節約精神だが、逆転するとケチが多いとも言えるのだ。

そしてそんな完璧でありそうなこの国にも問題はあって、
福祉国家だ!と自慢しているわりには常に医療関係で飢えているのがこの国の大問題点。
税金は日本より高く、その分、年金生活とは言え、日本と比べて豪華すぎるぐらい良い。
だが、医療関係はどの国でも人が足りてないのが普通らしく、この国でも例外ではない。
豪華な老後を暮らせるんだろうな!と思うかもしれないけど、病気にでもなっていざという時にはなかなか看護してもらえないのが現実。
実際には手術や老人ホームなどの事はドイツやイギリスで解決する事が多いらしい。
でも、国がある程度払ってくれるので国民の負担は少ない。
医療施設は凄いが、慢性の人手不足で悩んでいるのがこの国の今の大問題点だ。

問題点はそこしかないといえばない良い国だ。
だからこそ住みやすい、幸せな国として選択されたんだろう。
この記事を読んで"将来、金持ちになったらデンマークに移住して暮らそう!"と思う人も出たと思うので、
最後の一言。

"無理"だ。
不可能だから諦めてくれ。

デンマークは単一民族だ。
アメリカや日本みたいに万民共通化などを考えてはいない。
移民は一応出来るとは法律上、書いてはあるが、デンマークに移民したいのであれば約40個の書類と6回以上の面接を受けなければならない。
これはデンマーク人と結婚してもあまり変わらない。

まあ、行けないからって
そうガッカリするな。

順位には入ってなくても生まれ、育った国の方がデンマークに負けるわけがない。

統計と順位はどこまでも数値に過ぎない。

フランスのある学者がこう言っていた。
"人間が他の動物と違うのは群れの中で常に自と他の差別を更新する事が出来る事だ"と。

人間はデータを構築、分類するのが大好きなだけだ。
実際……、違っていたとしても。






次は
"世界一清潔な国"
を紹介します。