人狼を使った企業研修 | 刑事塾 詐欺、採用面接、営業で騙されない、ウソや人間心理の見抜き方講座

刑事塾 詐欺、採用面接、営業で騙されない、ウソや人間心理の見抜き方講座

刑事塾は刑事力を学ぶ場です。元刑事が刑事のスキルであるウソや人間心理の見抜き方を教えます。


先日、大手電機業界のN社から人狼研修のご依頼を受け、行ってまいりました。

若手の社員を対象にまずは「ビジネスで役立つウソ(人間心理)の見抜き方講座」のセミナーを開催した後、人狼の研修へ。

■「人狼ってなに??」と思われた方のために

人狼はカードゲームです。欧米では昔からあるゲームで去年夏くらいから日本でも深夜番組で放送されてブレイクしました。

実は私は昨年夏からイオングループの結婚相談所ツヴァイが主催する婚活パーティで人狼のファシリテーターをしています。つまり人狼のプロの司会者なんですね。

ゲーム数もこの一年で150ゲーム以上をこなしています。

人狼を知らない方のために簡単に説明しますと、人狼はウソを見抜くゲームなんです。

ある村に人狼という人の形をしたオオカミが紛れ込み、それを探し出さないと村人は人狼に食われて滅んでしまいます。そのために村人になりすました人狼を探しだして排除しなければなりません。ですから村人になりすました人狼のウソを見抜くことが必要になります。


つまり物理的にウソをつかせてそれを参加者同士で見抜くため、「あなたが人狼じゃないの?」「いやあなたの態度はおかしいからやっぱり人狼でしょ?」などとたくさんコミュニケーションをとることになります。


やはり人とのコミュニケーションは潤滑油なんですね、結果としてゲームを通して参加者同士がとっても仲良くなりますし、その人の人間性も垣間見えたりするのです。

■このゲームを傍から見ていると参加者のこんなことがわかります。

・頭の回転の良さ(逆に悪さもわかる)
・コミュニケーション能力
・素直さや腹黒さ
・記憶力
・協調性

などがおもしろいようにわかります。


そしてゲームを通して
・コミュニケーションをとることの重要性がわかる
・参加者の人間性、能力がわかる
という効果があります。

■なので人狼はこんな使い方ができるんです。

・婚活イベントで参加者同士の交流を図るため
・地域の独居高齢者のコミュニケーション不足解消のため
・病院などで入院患者を対象とした頭の体操、患者同士のコミュケーション向上のため
・事務系などのコミュニケーション不足の職場でコミュニケーションの向上と組織の活性化のため
・採用面接で採用してはいけない人物を選ぶため
・採用内偵者の配属先を検討する材料とするため

などです。

とにかく人間心理を考えた非常におもしろいゲームなんですね。

■具体的事例として

○婚活イベント

 とにかくめちゃくちゃ仲良くなります。私がツヴァイで行っているパーティでは多少お酒を飲みながらやりますが、2時間後には全員が前から友達だったような雰囲気になります。以前は10対10の初対面の男女全員が二次会に行ったという事例もあるくらいです。

驚くほど自然と親しくなり、例え意中の方がいなくてもそこからまた友達付き合いなどで交際が始まったり、お互いの友達を紹介して人狼をしてみたりと、楽しみを増えていくでしょう。


○採用面接

 頭の回転の早さ、記憶力、理解度、人間性、コミュニケーションスキルなどがわかります。つまり、採用していい人間もわかりますが、逆に採ってはいけない人間は露骨にわかります。企業としては採ってはいけない人物を見つける方が重要ですよね。

ひとつ具体例を言いますと、初めての方だとゲームのルールがわからず「きょとん」としながらゲームを始めます。もちろん私の方では最初にルールを説明しますが、最初はみんなそんな感じです。

しかし、よく見ているとわからないなりにファシリテーターの私に質問したり、回りに聞いたりして、早くルールを覚えてみんなの中に入っていこう、楽しもうという姿勢が見えてくる方がいます。
この方は疑問を解消しようとする気持ちとそれを解決するコミュニケーションスキルを持ち合わせている人間ということがいえます。

これはある意味、仕事にも言えることでして、疑問を持ったら上司に聞く、先輩に聞く、回りに聞く、自分で調べる、これって当たり前のことですよね。そうやって誰しも成長して仕事を覚えていきます。


つまり、何ゲームもやって、殆どの方がルールを理解しているにもかかわらず最後までルールを理解しない方がいるんです。そんな方に限って私にも、回りにも聞きません。首を捻りながら不満そうな顔をしてなんとなくゲームに参加しています。誰かにふられても「えーとルールがまだイマイチ理解してないので・・・」という感じです。

わからなきゃ聞いて!!と思わず言いたくなりますよね。(笑)

これがまさに採ってはいけない人なのです。

疑問を持っても聞かない、つまり学ぶ姿勢がなく、現状維持でなんとなく過ごしてしまうのはゲームだけではなく、おそらく仕事でも同じだと思います。
人間の自動処理の回路というのは同じですから。

こんな人は仕事でも成長しません。まさにあなたの会社に採ってはならない人なのです。

ですから内定者を集めて配属先を決めたり、最終的な採用のチェックに使うことも効果があるでしょう。


■私が行っている研修では

・人狼のルール、効果
・ファシリテーターのやり方
・参加者を見るポイント
・人狼をビジネスで使う具体的事例

などを実際にゲームを通じてわかりやすく教えています。

この研修を受けると実際にファシリテーターとして人狼を行うことができるので研修後に職場などで継続的に行うことができます。

また、参加者はコミュニケーションをとることの重要性がわかりますし、研修時間内のゲームをやるだけでも、同じ職場の職員の今まで見たことのない素顔が見れたりして親近感が湧いたりします。

私はなるべく社長や幹部にも入ってもらって社員に素顔を見てもらうことをおススメしていますね。コミュニケーションをとるということ、人間性を知ってもらうことってとっても大事ですから、社員からの社長の見方も変わるかもしれません。

■人狼の研修は

「ウソや人間心理の見抜き方講座」の講演とセットで約4時間が理想的です。午後の時間を使って、元刑事のウソや人間心理の見抜き方を学んだ後、人狼でコミュニケーションの重要性を学ぶことをおススメします。


■日程、費用などはお問合せの上、ご相談ください。

今後のスケジュールがかなり埋まっておりますのでまずは日程の確保だけでもおススメします。

 お問合せはこちら。


■ちなみに冒頭のN社の研修では

・コミュニケーションをとることの重要性がよくわかった
・素晴らしい研修だったので他にも紹介したい
・久々に眠くならないで講師のお話が聞けた楽しい講義だった
・人間心理やウソを見抜くのは大変だということがわかった
・ウソの見抜き方を今後活用していきたい
などのご意見を頂いております。

参加者に楽しんで頂き、学びの深い研修をこれからもやっていきます。(^.^)