採用面接の質問で人の本質を知るには? | 刑事塾 詐欺、採用面接、営業で騙されない、ウソや人間心理の見抜き方講座

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採用面接で人の本質を知るにはどんな質問が有効でしょうか?


そもそも採用面接に応募する学生はしっかりと訓練されて面接にやってきます。


私は採用面接でのウソを「着飾りのウソ」と呼んでいますが、応募者は自分をよく見せるために綺麗な洋服をたくさん着飾ってきますから、ちょっとやそっとじゃ見抜くことはできません。


ではどうしたら見抜けると思いますか?


実は刑事の取調べにおいては先輩からこう教わります。


ひとつの事実について「なぜ、なぜ、なぜ、と最低三回は聞け」と。


つまり「深掘り質問」をしろと教えられるのです。


犯人が犯した事実について最低でも3回は掘り下げて質問しないと本当の真実や犯行理由はわからないということなんですね。


つまり、採用面接においても「趣味はなんですか?」「サークルは何でしたか?」「運動はしてましたか?」なんという質問は愚問なんです。


このような横滑りの質問をしても相手の本質など全く見えてこないからです。


つまり、質問は縦に掘る、つまり深掘り質問をすることが大事なのですね。

「サークルで代表だったんですね。みんなをまとめる上で何が一番困りましたか?」
「どうしてあなたはそう考えたのですか?」
「その時、どんな行動をとりましたか?」
「相手はその時どう答えて、あなたはどう思いましたか?」
「それをあなたはどう捉えましたか?」

などとひとつの質問を深堀りしていきます。

そうすると相手のとった行動やその理由、考え方が見えてくるのです。

そこに人間の本質があります。


採用面接で一番大事なことは何だと思いますか?


それは相手の過去を知ることです。


過去を知って未来を予測することが採用面接の役割なのです。


ですから「うちの会社に入ったら何がしたいですか?」なんて未来を知る質問をしても意味がありません。


口が上手い人は未来についていくらでもうまく語れるからです。


ですから過去を知り、相手の考え方、物事の捉え方を知って会社に入ってからの未来を予測することが大事なんですね。


久しぶりに採用面接のウソ(人間心理)の見抜き方セミナーを開催します。


ご興味があれば来て学んでください。


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