「実は元刑事なんです」と名刺交換すると・・・ | 刑事塾 詐欺、採用面接、営業で騙されない、ウソや人間心理の見抜き方講座

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最近、あっちこっちのイベントに顔を出して名刺交換する機会が増えました。

先日もあるイベントで女性と名刺交換をしまして・・・

「あ、名刺交換させて頂いてよろしいですか。わたし、昨年12月に会社を興しまして千葉でコンサルティング業と広告代理業をしています。・・・実はわたし、元刑事でして・・・」

「刑事・・・えーー!!!元刑事さんなんですか??あの刑事ドラマとかに出てくる刑事さん?えーすごい!!!私、刑事ドラマ大好きなんですよー。」

「あ、はい。そうです、その刑事です。私の場合、知能経済犯の刑事を20年やってたんですが、自分の能力と責任で事業をしてみたくて思い切って辞めて起業しました。」

「へー、そうなんですか!で、どんなことをされてるんですか?」

「コンサルティングの方では企業の研修講師やセミナーをやっていく予定です。営業マンに対する交渉術、説得術、嘘の見抜き方とか・・。広告代理業の方は弟が担当してまして名刺、ポスターなどの広告物を制作してます。」

「へー、交渉術?確かに必要ですよねー。おもしろそうですねー。セミナーとかやられる予定あるんですか?」

「今後、準備してやっていく予定です。」

「へー聞いてみたいですねー。フェイスブックやってますか?友達申請させてください。ご案内頂ければ行かせて頂きます。」

「フェイスブックやってますよ。イベント案内させて頂きます。ありがとうございます。」


初対面でありながら非常に好印象を持って頂いた女性の例ですが、こんな感じで名刺交換してます。

「元刑事で・・・」という言葉を口に出した途端、ほとんどの方が「えーーーーー!!」とひっくり返るくらい驚かれるので正直おもしろいんですよね。

まぁ刑事が起業なんて聞いたことないでしょうから、かなり珍しいですもんね。

まして私のように40代のバリバリで中間管理職の「警部」という階級で辞める人はまずいません。

実は「警部」という階級は警察の裏も表も知り尽くした階級なんです。

刑事の世界で警部は警察署ですと「刑事課長」になり、警察本部ですと「課長補佐」という事件をまとめる責任者です。

よく刑事ドラマの中で会議室で数十名が会議をしている場面があります。部下が手帳を見ながら捜査結果を報告するときにひな壇に座って聴いてる人がいますよね。あれ、警部なんですね。

つまりまさに事件指揮をする立場が警部なんです。警部がしっかりしてないと犯人が捕まる事件も捕まらない、そのくらい重要なポジションです。

私は知能経済犯担当でしたので多額詐欺事件とか選挙違反事件とか贈収賄事件とか大きな事件の指揮をしていました。でも若い時は殺人事件の捜査本部で仕事をしたこともありますけどね。


つまり何が言いたいかというと警察の裏表を知っているので私が話すことはすべて本当のことだということです。

嘘偽りなく、本当の刑事の世界、警察の世界を話せるというわけですね。もちろん守秘義務があるので話せることと話せないことがありますが。


ぼちぼち会社の準備も整い、落ちいてきたのでセミナーをやろうかなと思っています。

なにが面白いかというと皆さん聞きたいのは刑事の本当の姿なんですよね。ベールに包まれていてよくわからない世界だから興味があるんだと思うんです。

ですから「取調室で本当にかつ丼は食えるのか??」なんて題名のセミナーでも刑事ドラマや推理小説好きな方などが来てくれそうですよね。

「かつ丼食えるのか?」から始まって「アンパンと牛乳で張り込みやるのか」とか、取調べで「故郷の母さん元気か?」なんて泣き落としはするのかとか、張り込みの失敗談とか、そんな話してたら2時間くらいあっという間ですもんね。(笑)

実は僕は東日本大震災の時に「広域緊急援助隊」という部隊にいて、3.11の夜から福島県に派遣されて行方不明者の救出活動に従事した経験もあるんです。

この経験が起業という新たな挑戦を決定的にしたんですね。

そんな話もできるかなと。

そんなわけで近々セミナーやります。

おもしろい話が聞きたい方は是非いらしてください。(^.^)