最近、警察犬を使ったドラマがやってますね。
「パーフェクトブルー」というドラマですが、正確には元警察犬が題材になってます。
私の警察の同期生でもともと犬好きで警察犬係になり、10数年やってるってヤツがいます。
彼は警察官として一番長い仕事が警察犬係です。ちなみに私は刑事ですが。
警察犬係って担当する犬が決まるんだそうです。だから犬が家族の一員になってしまうし、人間関係?人犬関係?ができてしまうので人の入れ替えがなかなかできないらしいです。
ですから一度警察犬係になると何十年もやる職員が多くなります。
非番の日なんて自宅に連れて帰って、公園とかで訓練したりするらしいです。仕事中は忙しくて訓練できないので。
ほんとに家族ですよね。
警察犬で「へーそうなんだー」と思った意外な話があります。
例えば、警察犬担当者は現場で警察犬と一緒に犯人の臭気を辿って捜索しますよね。その最中、隠れていた犯人がナイフかなんか持って飛びかかってきたとします。我々の感覚ですと「いけー」とか命令して警察犬を離すと犯人に襲いかかってくれると思いますよね。
答えは×なんです。
犬はそもそも獰猛な性格をもつ部分があるんですが、警察犬の場合、その性格を直すところから始めるんだそうです。おとなしくなるように仕向けてるんですね。つまり、簡単に人間に噛みつかないように訓練するわけです。だって、警察犬が仕事中に一般人に噛みついたら大変ですからね。
ですから犯人が飛びかかってきても噛みついたりしないそうです。
じゃ、テレビなんかでよく見る噛みつく警察犬はなんなの?と思いますよね。
あれは、噛みつき専用の警察犬で実はそれだけの訓練をしてる犬なんだそうです。
「いけ!」って犬を離すとだーっと走ってって腕にガブリと噛みつくあれです。
知らなかったでしょ?
実は私も数年前に知りました。これって実は警察官でも知らない人がたくさんいると思います。
警察犬係を何十年もやってる同期生の悩みは、「外に出されたら何もできない。どうしよう」ということだそうです。
つまり、警察犬係を離れて警察署に行っても実務的に何もできない、浦島太郎状態らしいです。
そりゃそうですよね、警察犬としか仕事をしてないので。
警察の仕事も幅広いですよね。
今度は何の話をしましょうかね。
そうですねー、もし何か知りたいことがあればコメント入れて質問してください。
話せる範囲でですがお教えしましょう。!(^^)!