取調べ室でカツ丼って食べれるんですか? | 刑事塾 詐欺、採用面接、営業で騙されない、ウソや人間心理の見抜き方講座

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刑事をしていると知人からよく聞かれました。


「あのー、刑事ドラマ見てると取り調べ室で犯人がカツ丼食べてるよね?あれってほんとに食べれるの?」


結論言うと、条件付きですが食べることはできます。(笑)


でもなんでカツ丼なんですかねー。


高倉健が「幸せの黄色いハンカチ」でシャバに出て最初に食べたのもカツ丼だったかな。


犯罪者とカツ丼は相性がいいのかもしれませんよね。



犯人には「任意」「強制」の2とおりがあります。


任意はまだ逮捕前の段階で、強制は逮捕された後です。


カツ丼が食べれるとしたら任意で呼ばれている人で、昼メシ時になると「めしどうする?」とそば屋のメニュー表を見せられるわけですわ。


そこで「カツ丼」を注文すれば自腹で食べることができます。


でも大概は日本ソバとかうどんとか、軽めのものが多いですかねー。


警察来てんのに、いきなりカツ丼頼んでガッツいて食べる奴なんて、ホシじゃないっす(笑)


ホシならソバに一口手をつけて箸を置きます。


これ、経験上。(笑)


取調べ室には、入った瞬間から心理戦が始まってるんですよね。


犯人も大変かもしれませんが、調べる側の刑事もなかなか大変です。


大事件のホシを調べる前の日なんて寝れませんよ。


「アリバイがないだろうから、あそこの矛盾を突いて。。。」なんていろんなこと考えてたら朝になっちゃいます。


それでも簡単に話してくれたらまだいいですよ。何日も完全黙秘だったり、否認されるとプレッシャーでますます寝れなくなります。仮に寝れても夢の中で取り調べしてますから。(笑)


誤認逮捕などの間違いがあっては困りますし、真実を明らかにして被害者の無念を晴らすという意味でも刑事は真剣なんですね。


かつ丼から話が飛びましたが、悪と戦う全国の刑事さん方には是非頑張ってもらいたいと思います。!(^^)!




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