
少年野球のカントクとして大事なこと
って何でしょうか

私は、
選手をマメに褒めること、それも褒めちぎること
だと思います。

人間って幾つになっても褒められるとうれしいものです。
私も十数年前、人前でプレゼンをした時に「話しが上手いね!」と褒められたことがあります。それ以来、何度となく同じことを人から言われるうちに、
俺って話すのが上手いんだ

と自信が確信に変わりました。
「褒められる」ということは、本人に自信を生み出します。
そして、同じ点を違う機会にまた褒められると始めに生まれた「自信」に再び「自信」が上塗りされ、強固な「自信」、揺るぎない「自信」に変わっていくのです。
そして、その自信はひとつの柱になり、違う自分の自信に結びついていくことにもなります。
さて、小学生くらいだとまだまだ自分に自信なんてない子が殆どでしょう。
そんな子供の良いところを見つけて褒めてあげます。
「Aくん、送りバンドが上手いなー!殆ど失敗したことないよねー。今やバンドの名手といえばAだな!Aなら安心してバンドのサインがだせるよ。」
なんて何度か褒めるとAは自分のバンドに自信を持ち始め、もっと上手くなろう、もっとカントクに褒められるように練習しよう、と変わってきます。
そしてその自信は他の部分にも影響を及ぼしてくるのです。
例えば、やたら練習中に声を出すようになったり、毎日素振りをするようになったり。
あるお母さんから「こないだ帰ってくるなり、カントクに褒められたよ!って喜んで話し始めたんですよ。それ以来、グランドに行くのが楽しみになったみたいで練習から帰ると素振りをするようになったんですよ!どうしたんでしょう(笑)」なんて報告を受けることもあったり。
それから褒め方にもコツがあります。
私は
「みんなの前で」「具体的に」「褒めちぎる」
ってことをしていました。
例えば、試合の終了後、チームの選手を集めたときに、
B!今日は良かったなー、3回裏のピンチ抑えた時、冷静だったし、堂々としてたよ。いまや大エースだな!次も頑張ろうな!
なんて褒めちぎります。
仮に試合中だったら、本人に歩みよって握手やハグをすることもあります。
上手くいった時は全身で褒めてやる、カントク自ら喜びを表すってことも大事ですからね。

褒められて悪い気がする子供はいません。
マメにどんどん子供を褒めてあげましょう。

そして中途半端じゃなく、具体的にどこが良かったのか、大げさでもいいので派手に褒めてやりましょう。

子供は大きく成長しますよ。

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