碧い碧いサンパウロの空

碧い碧いサンパウロの空

サンパウロの日常

Amebaでブログを始めよう!
日本でニートが百万人を超えたとか。

ブラジルでもネン‐ネン世代(geração nem-nem)が増加中とか。
有力紙フォーリャによると、18歳から20歳までの若者(240万人)の24.1 %=約4人に1人が勉強もせず、職もなし(nem estudar,nem trabalhar)の状態におかれているとのこと。日本ではニートの年齢幅が18~34歳と広いですが。

その主な理由として
①逆説的ですが、今だかってないほど労働市場は増えているのに、この世代の若者には競争力がないこと。中等教育の中身がお粗末で、MCの簡単なソフトも使えないなど。ブラジル政府はここ十数年、大学教育に力を入れているためともいわれます。

②労働党政権による低所得者層への家族手当などが、働く意欲をうばっている。冒険心を持ってる若者はいるはず。独り立ちできる環境は家庭や社会や国の責任でしたが。

これらの若者たちにNGOなどの機関がMCコースなどを開き、援助しています。
昨年でしたか、サンパウロにミュージカルブラジル版「ミス・サイゴン」が上演されました。その時、日本版で主役を演じた方が本田美奈子さんであることを知りました。

とにかく情報遅れの私ですから。それで、早速、調べました。あの細い身体から何と美しいボリュームある声が・・・・!! すでに病気で亡くなれていること。

そして、最後に「wish」という作詞を残したこと。それを福山さんバンドのキャプテン・井上鑑さんが作曲し、歌に我らが福山さんも参加していること。

日常生活の小さな幸福を切り取って見せてくれる作詞・作曲のスタイルがお三方に共通してると思いませんか。もう一度、じっくり?聞いてみてください。

若いころの編曲とは明らかに違いがあるとおばあちゃんファンはみています。いい曲ですね。それでまたポルトガル語翻訳の個人レッスンで、訳してみました。


♪wish♪  井上鑑作曲 本田美奈子作詞

Acreditando felicidade senjela e canção que gosto
Na manhã de espirito tranquilo,começo escrver a carta,
Neste momento, todo brilha como se ofscasse

Criança que correm,sentem naturalmente
Que o vento é agradávdel,o que tinha esquecido
O dia-a-dia nasce e renace sempre movo

Simples paravlas como Arigatou e Ohayou
São palavras usuai, mas tem dia que sinto bonito
Olhando para lado, vejo você, conversando e rindo,

Vivo hoje ligado as pessoas O tempo me está enscinando
A gente sente carinho pelo tempo
Manhã que chega naturalmente, mar que brilha, a cidade com chuva

Coisas naturais, mas são dias insbistituiveis
Viver significa viver, procurando e vacilando
Viver para viver, dias presciosas

Só abraçar felicidade que está aqui


♪すべて生まれる 日々はいつも新しくなる
あたりまえのことばたち ありがとうもおはようも

あたりまえのことばかり 
美しくおもえるそんな日がある

生きるいみは生きること さがしながらまよいながら
生きるために生きること かけがえのない日々ただだきしめて 
今そこにあるそのしあわせを    

 

10月31日、ブラジル大統領選挙決戦です。第1回戦で過半数をとれなかった場合、上位2人で決戦です。
 
現政権・労働者党(PT)の女性ジルマ・ロウセフ氏(61歳)と野党・民主社会党(PSDB)のジョゼ・セーラ氏(67歳)のお二人です。
 

ジルマ氏は学生時代から、軍政権下、左翼活動し、投獄経験もあり。ルーラ政権下、鉱山エネルギー大臣、官房長官を歴任。
 
今年の5月までは野党のセーラ氏の人気が先行していましたが、(ベテラン政治家ですが、カリスマ性に欠けるようです)
 

その後、ジウマ氏が巻き返しに成功。しかし、9-10月にジルマ氏側に、汚職問題が発覚,堕胎容認問題で一時支持率が落ちましたが、現在9-12ポイントでジルマ氏が有利、女性大統領誕生もほぼ確定です!

 
しかし、政権を引き継いでも問題は山積みです。8年間のルーラ政権は下流層に「家庭手当て」を与えたりしましたが、貧富格差などますます広がっています。また世界でも類をみない重税国の汚名も返上できていません。
 

 経済状態がよく、失業率も6%と過去最低を記録していますが。急速な老齢化の波も押し寄せています。
 

ジルマ氏は娘さん1人、つい最近おばあちゃんになりました。また、初期ガンの治療も受けています。知的で有能な女性をアッピールするかと思えば、ジャージー姿で庶民派を的にしたりしたたかな闘士です。
 
治安・教育・福祉問題でも手腕を発揮してほしいものです。
私たちの老齢年金もお願いしますよ。

碧い碧いサンパウロの空

10月3日に州知事、上院、下院、州議員の選挙は終了しました。

新旧交代も目立ちます。女性日系連邦議員Iolanda Keiko Ota太田(54歳)が当選しました。
有力紙も1ページをさいて報道しました。

1997年、当時8歳の太田さんの息子さんIvesが誘拐され、11日間にわたる交渉もむなしく、
殺されました。犯人は夫が経営するスーパーの警備員であり、現役の警官でもありました。

誘拐事件は後をたちませんが、彼女はその悲しみを暴力を失くす運動
=「平和と正義のために・イベス・オタ運動」にかえました。
被害者家族をまとめ、その先頭にたち、刑法改正嘆願書に300万の署名を集めました。
 
死刑のないブラジルは長期の禁固刑は30年間でその刑期の5分の2を過ごせば仮釈放せれます。
彼女はこれを100年に延ばす改正法案を出すそうです。
 
憎しみからは何も生まれないこと。犯人を許せるようになった時、生きていく新たな力が
生まれたといいます。隣人を愛し、許すことの大切さを再認識するために「平和週間」を
法制化したいそうです。
 
ブラジルのため、サンパウロのため、その母親力と女性力に期待します。
 
次の日曜日10月31日にブラジル初の女性大統領が誕生する予定です。
国会議員に女性が占める率は日本よりは多いと思いますよ。

碧い碧いサンパウロの空

国際交流基金サンパウロ事務所の文化広場でお琴のコンサートがあり、行ってきました。


今回は芸大邦楽部を卒業された西陽子さんを迎えて、約130名くらいの皆様がお集まりでした。
 
仕事の関係で第1部の伝統曲「みだれ」などは残念ながら聞きのがしました。

第2部「宮城道雄亡きあと、筝の新しい奏法を生み出し、筝の音楽をダイナミックに変革」した
沢井忠夫作曲の「鳥のように」。超絶技巧をなんと軽やかに弾かれるのでしょうか。
(専門的なことは分かりませんが)
 
「青森蛙」という「仲間たちとうまくなじめず、離れざるをえなかった1匹の蛙が残してきた
仲間への思い、寂しさや孤独さが、深い森の奥の水辺の情景」とともに描きだされた詩を
朗読しながらの演奏でした。このような演奏形態もあるんですね。ずきんと心に残る詩と旋律でした。
 
ジプシー音楽を西さんが編曲なさった「ホラ」恐ろしいくらいの早弾きでした。ブラボー!
 
最後は「さくらさくら」と「荒城の月」の二つの変奏曲。外国で聴くともっと感動する日本そのものをあらわす曲ですね。春、さくらの生命力と栄枯盛衰の古城。
 
日頃の忙しさも悩みも少しうすれました。
明日からまたがんばろうっと。

 日本人や日本的なものを配した宣伝や広告には、ある種の偏りがみられます。外国人の視点から見るわけで、致し方ない面もありますが。

久々に懐かしい日本人家庭の雰囲気が伝わってくる広告に出会いました。
次の世代にエネルギーを伝えようというもの。日本には掲載されたのでしょうか。

 そんな時、英国とオランダの合弁会社シェル石油がサンパウロ州サントス沖で、新油田発見のニュースあり。海底5千8百m、推定石油埋蔵量は5-8億バレル。
 世界中がエネルギー資源を探しています。ブラジルも石油だけでなく、風力・太陽熱・水力などグリーンエネルギー開発にも積極的です。

 日本のいろいろな企業も関連プロジェクトに参画しています。
「国 際協力銀行(JBIC)は、今年の3月、三井物産株式会社とブラジル石油公社(Petroleo Brasileiro S.A.)、が出資するオランダ王国法人P&M Drilling International B. V.社との間で、ブラジル国内外の超深海油田掘削リグ船プロジェクトを対象とした、総額497百万米ドル限度のプロジェクトファイナンスの貸付契約に調印 した。」そうです。ガンバッテます。
http://www.jbic.go.jp/ja/about/press/2009/0331-03/index.html


碧い碧いサンパウロの空

 料理評論家ニナ・オルタさんのコーラについての記事から。 彼女が始めてコーラに出会ったのは4,5歳の頃。お隣の機長さんのアメリカ土産だったそうで、家中の感想は石鹸みたいな味ね、だったそうです。 1960年代までは、友達の誕生パーティーにはサンドイッチ、ケーキ、甘いお菓子と飲み物はガラナ(ブラジル特産)と決まっていました。それがどのようにコーラに替わっていったのか。わからない。この飲み物には、アメリカ的なもの、豊かさ、幸せのイメージがついていたのは確か。 高齢者や愛国者は見向きもしなかったが、若者には瞬く間に受け入れられた。キューバ・リブレ(ラム酒+コーラ)は青春時代そのものだったそう。 結局、ただの清涼飲料水ではなく、あらゆる分野で理論?を沸騰させてくれるビンであればそれで十分だとし、最後にカエタノ・ベローゾの歌詞を添えています。  ♪♪ ぼくはコーラを飲み、彼女は結婚を考える。歌はぼくをなぐさめ、そして、ぼくは生き続けるよ。それがいけないことかい?♪♪   Youtubeに入り、タイトルalegria、alegriaを聴いてください。 まだ軍事政権下の1967年、皆若い、若い・・・ 思い出した!ウン十年前、リンボー先生が書いていました。「コーラに、未来とか希望とか恋愛とか不安とかそういう若き日の味がした・・・sentimental reason といい、年をとったということだ」と。 私は現役のコカコーラ中毒!?  成長してないってこと?! alegria、Alegria 楽しく、楽しく!!

碧い碧いサンパウロの空

ブラジル音楽トーク&ライブを聴く機会がありました。

Willie Whopperさんれっきとした日本人の方が「リアル・ブラジル音楽」という本をだされました。それにちなんで短時間に北から南まで今流行っているブラジル音楽をまとめて紹介されました。やはり、それぞれの地域に合った音楽があり、ブラジル色もでていました。なるほど!

 

ついでライブの部。ミージシャン・Renato Brazさんが4-5曲歌いました。ミルトン・ナシメントとジャバンをミックスした声といわれるそうです。とても澄んだ優しい声でした。なんと「七つの子」を正確な日本語で歌ってくれました。

生の音楽が聴けてよかったです。


Youtubeで彼の歌が聴けますよ。「蛍」vagalumeとか「どこにいるの?」Onde está você

など素敵でした。


碧い碧いサンパウロの空

法的には何歳から老人に?日本は60歳または65歳以上?
私もお祝いしてもらえる資格あり。

各県によって違いますが、高齢移住者の方々に金一封がでるとか。孫のおもちゃや家族との会食などできるとのこと。素晴らしいですね。

 さて、当地には敬老の日は存在しませんが、いろいろ特典あり。
サンパウロ州では、60歳以上はバスが全線ただ(長距離バスは別ワク)。地下鉄は65歳以上全線ただ。(日本ほど地下鉄網はなし)でも助かります。

それに医療費が公立・私立病院の救急病院にいけば、年齢に関係なくただ。60歳以上は受付列が別で早く見てもらえます。現実はかなり時間がかかりますが。医療内容はおくとして、日本より貧乏人は助かる!?

他にも銀行やスーパーでも高齢者・障害者・妊婦さんなど優遇されます。バス・メトロのシルバー・シートもあり。時々、いい若いもんが占領してる図もありですが。当地では日本人や日系人は若く見られるので(?)時々、ええ?という顔されます。変なとこ喜んでます。

あ!忘れてました。美術館も60歳以上は入場無料で――す。映画館・テアトロ・コンサートは半額です。
老後の文化生活の質もこれで、保たれます。































竜馬伝での岩崎弥太郎さんすごい躍でしたね。
その長男岩崎久彌さんのお孫さん岩崎透氏が東山農場を経営中。 SP都心から車で2時間120km。 1920年代、コーヒー農園として出発しましたが 現在は酒、醤油なども生産しています。
東京ドームの200倍の土地に150万本のコーヒー栽培の大農園内部は観光ルートもあり、日帰旅行として最適!
碧い碧い空を満喫してきました。ちなみに、東山TOZANとは弥太郎氏の雅号だそうです。

 先日は日本の農林水産省より「日本食海外普及功労者表彰」に選ばれました。 受賞理由は「醤油、味噌、みりん、日本酒の製造、販売を通じ、日本文化を重 んじな がら多くのブラジル人に日本食を広めたこと、そして醤油をベースに作られた日本風シュ ラスコをはじめ、日本風にアレンジされたブラジル食の普及に貢献したことなどが評価」 されたそうです。
 
酒ピリ-ニャをご紹介しましょう。
ブラジルの焼酎代わりに酒を使ったものです。
口あたりもよくパウリスターナにも人気で、ブームだそうです。
http://www.weblio.jp/content