しきしまの やまと心
しきしまの やまと心を 人問わば 朝日ににほう 山桜花
本居宣長(もとおり のりなが)
元々の"大和魂"は「もののあはれ」を知る心にあると聞きます。
花を観て美しいと思う、花が散るのを観て切なく思う心。
相手を思いやり自ら譲歩する考え・慈愛。
自然界は八百万神(やおろずのかみ)に護られ、
モノには全て精霊が宿り、
モノを粗末にすると「九十九神(つくもがみ:俗に言う"もったいないお化け")」に
祟られるという戒めのようなものもあります。
資源の少ない日本独特の文化でしょう。
理論として優れているもの、法の網をかいくぐるもの、物理的に有効的なものが"正義"となって、それ以外は"悪"となってしまうようなYESとNOだけに"差別"されてしまう社会。
「結構です」とYES,NOどちらともとれる、またどちらともとれない日本の文化は、
あいまいさや玉虫色のような島国根性や村社会を形成しやすいのですが、それと同時に矛盾を見事に一体化させた日本独特の"和"でもあると思うのです。
形而上(精神的)と形而下(物理的)の一体化こそ、今までの日本を創ってきた礎だと思うのです。
競争による勝ち組・負け組の明確に分け隔てられた社会にとても違和感を持ってしまうのは、きっとYES/NOだけじゃ説明ができない感覚を日本人として持っているからだと思います。
もちろん昔から日本にも士農工商と身分が分けられていて"差"があったけれど、文化や情緒というものはずっとその土地に住んでいた人の心に宿っていたんじゃないかなと考えるのです。
欧米からは「Noと言えない日本人」とよく言われますが、本当は「Noと言わない日本人」が正しいのではないでしょうか。あらゆる技術革新に対して日本の職人さんたちがもしはっきり「No」と言っていたら、今の技術国日本はなかったからです。
確かに、日本人は情緒を大切にし過ぎて欧米型のビジネススタイルに合わないことも多いし、あいまいな返答は信用を失わせてしまう結果となり、日本人の交渉のヘタさを露呈してしまうことになると思います。日本人はどこかで「相手はわかってくれているだろう」と「あ・うん」の呼吸で事を進めるから、
どうしても甘えやお人よしがでてきてしまいます。
「談合」など本来は仕事を分配する助け合いのためのものなのに、その悪い部分も現れます。
しかし、今の金が金を生む「市場原理主義」が正しい経済や社会としてのあり方なのか?というとおおいに疑問なのです。
マネーゲームに終始し、我田引水(がでんいんすい)、自分の利益しか考えない社会だと貧富の差はもとより技術を生み出す人間、何か新しい価値を創造する人間までをもお金の力でねじ伏せて、最後は資源の喰い合いにしかならない。
例えば、世界的大富豪による日本円買い叩きで「日本まるごと買収!」だって、あり得ない話ではないのです。
そんなことになったら、お金をどれだけ持っているか?が偉さの基準になってしまうでしょう。
昔は殴り合いのケンカだって「鼻血が出たら終り」という暗黙の了解があったけ
れど、今は殺すまで止めない...もちろん日本が統制されていない時代に織田信長のような人もいたけど、
欧米の侵略型絶対服従の歴史文化がそんな今の日本の"情緒"を壊しているからじゃないかな?と思うのです。
拝金主義的に「偉いお金持ちになりたい」と考えていても、決して「お金持ちだから偉い」とはなりたくないのです。だから、「偉い」「お金持ち」ということや「社会」「自己」などの本当の意味を知ろうとするならば、もう一度自、分の立っている場所の風土をかみしめてみる必要があると思うのです。
日本人に「愛国心」や「内助の功」などがないと嘆いている政治家がいますが、サッカーなどを応援している人達を見ているとそんなことはないと強く思います。
熱しやすく冷めやすい、情勢によって「長いものには巻かれろ」で追随的団結はあるものの、みんな本当は日本や地域や自分のとりまく社会を愛したいと思っているはずなのです。
日本人であることを誇りに思えなくしているのはいったい誰なんでしょう?
政治家?マスコミ?マスコミに煽られている国民?
「国際的」な人が「国際性」を持っているわけじゃない、英語がしゃべれると"国際的"かもしれないけど、自分のルーツ(ナショナリズム)を自国と世界文化の中に確立し共存していかないのに"国際性"ある生き方はできない。それは「社交的」な人が「社会性」があるとは限らないのと同じではないでしょうか?
「つまらないものですが...」でいい、それが僕の「愛国心」でありたいと思います。
自分の立っている場所の風土や文化...僕の心の中に「大和魂」が宿っているとすれば、惻隠の情を大切にして全体の上に自己を追求していきたい。
議論をパンパンとぶつけ合ってお互いを知ったなら、自分を100%認めさせ相手を潰すことだけを考えずに、
ひっそりと身を退き、敵対する相手にも余裕を持たせることによって逆に譲歩させる...互いに相手を思いやる心がないと、なかなか難しいですね。
物事の半分は互いに4分ずつ取り合った"残り"だ
自分の土地に流れる水、おのれの上に吹きわたる風の気配、
それを自分の存在の証として出発しない限り、
いかなる文化もありはしない。
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http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20121010/plt1210101811006-n1.htm