5分で解る民主党のマニフェスト
「民主党は消費税(増税)は必要ないとのマニフェストで政権を取った。
けじめをつけないと進めない」。
税と社会保障の一体改革に関する与野党協議を拒否する理由を、
自民党の谷垣禎一総裁はこう話している。
「けじめ」とはもちろん、衆院を解散し、
総選挙で信を問い直せという意味だ。
民主党マニフェスト(2009年衆院選)より。
■所要額(増額要因):合計16.8兆円
(内訳)
1.子ども手当・出産支援: 5.5兆円
2.公立高校の無償化: 0.5兆円
3.医療・介護の再生: 1.6兆円
4.農家の個別所得補償: 1.0兆円
5.暫定税率の廃止: 2.5兆円
6.高速道路の無料化: 1.3兆円
7.雇用対策: 0.8兆円
8.その他(後期高齢者医療制度廃止等等): 3.6兆円
この国の財政を家計にたとえれば(1兆円を10万円にたとえれば)、年収は400万~500万円程度。その収入だけでは足りずに毎年300万円以上借金を重ねていて、借金の累積額が年度末には9千万円を突破。すでに首が回らない状態ですが、それでも来年度は168万円も支出を増やそうと計画しているわけです。
選挙前からかなり無謀であると各方面から批判されたわけですが、民主党の言い分は次のとおり。
■財源:合計16.8兆円
(内訳)
1.公共事業見直し: 1.3兆円
2.人件費見直し: 1.1兆円
3.補助金等見直し: 6.1兆円
4.その他: 0.6兆円
5.埋蔵金の活用: 4.3兆円
6.政府資産の売却:0.7兆円
7.税制改革: 2.7兆円
5
1.公共事業見直し: 国の大型直轄事業全面的見直し、道路整備費用対効果の厳密なチェックをすれば1.3兆円が捻出できるはずですよね。
2.人件費見直し: 1.1兆円を捻出するために、公務員の各種手当・退職金の大幅カットはもとより、定員も大幅に削減する約束でしたね。
3.補助金等見直し: 独立行政法人、特殊法人、公益法人を廃止または徹底的に見直しすれば、6.1兆円も捻出できるんですよね。
4.その他: 衆院定数80削減を大きく謳ったのですから、来年度から0.6兆円を捻出するために、今年中に80人の国会議員のクビを切ったらいかがでしょうか?
5.埋蔵金の活用: 4.3兆円見つかりましたか? 見つかったとしても来年度使ったら再来年度からどうしましょう?
6.政府資産の売却: 未利用国有地、宿舎・官舎、早く売りましょうよ。早く売って0.7兆円捻出しましょうよ。で、埋蔵金と同じことですが、この裏技は1回しか使えません。売った次の年度からは毎年0.7兆円分どうやって捻出しましょうか?
7.税制改革: 政・官の改革は時間がかかるのに、民に痛みを押しつける政策(扶養控除廃止等)は手が早いですね。早速廃止されそうですが、これは公約どおりですね。
子ども手当にしろ、暫定税率廃止にしろ、負担増となるバラマキ公約は、ムダ削減の公約と表裏一体であるはずです。先の選挙で民主党に投票したのは、バラマキよりも、ムダ削減に期待したからだという方も少なくないでしょう。ムダ削減の公約が実行できないなら、八ツ場ダムの公約も実行しないほうがよいのではないでしょうか。
(内訳)
1.子ども手当・出産支援: 5.5兆円
2.公立高校の無償化: 0.5兆円
3.医療・介護の再生: 1.6兆円
4.農家の個別所得補償: 1.0兆円
5.暫定税率の廃止: 2.5兆円
6.高速道路の無料化: 1.3兆円
7.雇用対策: 0.8兆円
8.その他(後期高齢者医療制度廃止等等): 3.6兆円
この国の財政を家計にたとえれば(1兆円を10万円にたとえれば)、年収は400万~500万円程度。その収入だけでは足りずに毎年300万円以上借金を重ねていて、借金の累積額が年度末には9千万円を突破。すでに首が回らない状態ですが、それでも来年度は168万円も支出を増やそうと計画しているわけです。
選挙前からかなり無謀であると各方面から批判されたわけですが、民主党の言い分は次のとおり。
■財源:合計16.8兆円
(内訳)
1.公共事業見直し: 1.3兆円
2.人件費見直し: 1.1兆円
3.補助金等見直し: 6.1兆円
4.その他: 0.6兆円
5.埋蔵金の活用: 4.3兆円
6.政府資産の売却:0.7兆円
7.税制改革: 2.7兆円
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1.公共事業見直し: 国の大型直轄事業全面的見直し、道路整備費用対効果の厳密なチェックをすれば1.3兆円が捻出できるはずですよね。
2.人件費見直し: 1.1兆円を捻出するために、公務員の各種手当・退職金の大幅カットはもとより、定員も大幅に削減する約束でしたね。
3.補助金等見直し: 独立行政法人、特殊法人、公益法人を廃止または徹底的に見直しすれば、6.1兆円も捻出できるんですよね。
4.その他: 衆院定数80削減を大きく謳ったのですから、来年度から0.6兆円を捻出するために、今年中に80人の国会議員のクビを切ったらいかがでしょうか?
5.埋蔵金の活用: 4.3兆円見つかりましたか? 見つかったとしても来年度使ったら再来年度からどうしましょう?
6.政府資産の売却: 未利用国有地、宿舎・官舎、早く売りましょうよ。早く売って0.7兆円捻出しましょうよ。で、埋蔵金と同じことですが、この裏技は1回しか使えません。売った次の年度からは毎年0.7兆円分どうやって捻出しましょうか?
7.税制改革: 政・官の改革は時間がかかるのに、民に痛みを押しつける政策(扶養控除廃止等)は手が早いですね。早速廃止されそうですが、これは公約どおりですね。
子ども手当にしろ、暫定税率廃止にしろ、負担増となるバラマキ公約は、ムダ削減の公約と表裏一体であるはずです。先の選挙で民主党に投票したのは、バラマキよりも、ムダ削減に期待したからだという方も少なくないでしょう。ムダ削減の公約が実行できないなら、八ツ場ダムの公約も実行しないほうがよいのではないでしょうか。
私たち、
そんな巨額の借金払えませんから。