ごきげんよう♡
安心介護と育児のアドバイザー
【横浜】現役ナース×コミュニケーション講師の大場まさみです。
ブログにご訪問ありがとうございます。
ある日の精神訪問看護のお話。
「摑まるところがなかったら掴まれるまで待てばいいんです。
摑まるところがないなら立たないと思うか、
いつか摑まり立ちしようと思って摑まるところを待っているか。
摑まり立ちしたいと思っている。今はそれが素晴らしいことだと思います。
思っていなければ何もできないですからね。
それともずっとハイハイでいたいですか?」
今日は訪問看護で使うコミュニケーションスキルについて
少しお話ししたいと思います。
これは、対患者さんで使っているコミュニケーションだけど
対自分でやりたがらない子供、
対あなたの周りで自分でやらずに頼ってくる相手でも使えるテクニックです
(患者像)
中年女性一人暮らし、精神疾患あり
タバコ、食事、アルコール、薬、対人依存あり
知的発達障害あり
(訪問看護)
今までの訪問で生育環境や現在のご家族への想いなどの聴取をしながら
これからの生活の目的の全体イメージを聴いています。
将来を聞くと精神疾患や知的障害の方の訪問では
極端な成功事例だったり、
イメージしきれてない突飛な将来像を描いていることが多いですが
その中でも【今その人が感じていること】は正確なので
その今を伝えようとしてくれる表現を
インフォーマルな情報を重要視して話を進めていきます。
※言語で正確に伝えるには言語処理能力が必要とされてきます。
知的障害がある場合使っている表現言語と気持ちが揃っていない場合があるため
インフォーマル情報の方が読み取りやすいです。幼児も同様のことがあります。
その人が言っていることの本質を
想像したり、
共感したり、
言い換えたりしながら
スキルを駆使して相手を理解するようにして関係性を築いていくように
心がけています。
患者Aさんは依存したいし、家族も一緒に住んだ方が良いと言っているけど
このままじゃ変われない自分にダメ出しをして
ダメな自分にフォーカスしてダメな自分の証拠探しをしていて
毎日毎日辛くて薬や食事に逃げがち。
訪問では毎回1時間話をきいています。
その時その時で必要な勇気づけや方向性の確認決定を行っています。
ある時、
「大場さんにこの間、摑まり立ちしたばかりの時は
まだ上手に立てない。なんども転んで掴んで立ち上がるんだよ
って話をきいたんですけど、私、摑まりたいんだけど、摑まるところなくて
立てないんですよ・・・・。一人で立たなきゃいけないんですけど、やっぱり甘えたい気持ちがあって、一人では立てなくて、、、やっぱりダメですよね、、なんだか悲しくなって
薬を飲みたくなっちゃうんですよね。」
って患者さんが下を向いて言いました。
さあ、ここでなんて声をかけますか?
看護婦じゃない方が読んで下さっているなら
相手がお子さんだと思って考えてみてください。
立ちたいのは誰ですか?
変わりたいのは誰ですか?
そして今あるその人の本当の気持ちはなんですか?
「摑まり立ちしたい」けど「怖い」
摑まり立ちしたい・・それが本当
でも怖いからできない
じゃあ、声をなんてかければいいんだろう?
↓
こちらの講座から訪問看護でのアドラー式コミュニケーションについて
学ぶことが出来ます。
https://ameblo.jp/aozoranokimochi/entry-12603504072.html
こちらは6/23残席1名様です♡↓
https://ameblo.jp/aozoranokimochi/entry-12606059792.html
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