「ねー聞いてー」
最近、娘がよくそう言うようになった
あんまり自分から話すタイプじゃなかったのに
中3になってから
ぽんぽん話してくれるようになった
ねー聞いてー
ねー助けてー
そんなふうに言いながら
学校であったことを楽しそうに話す
金曜日は
「あー明日は学校休みかぁ」なんて言ったりして
それを聞いてると
ほんとに学校が好きなんだなって感じるんだ
担任の先生にも
笑顔が増えて軽くなったって言われてるらしい
きっと
私が少しずつ軽くなってるからなんだろうなって思う
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思い返せば、小1の2学期の終わり
娘は母子分離不安になって
お腹が痛いって言って学校へ行けなくなった
学校に行けるようになってからも
ずっと私が付き添って登校してた
教室の後ろで授業を見て、毎日が授業参観
給食の時間には
お弁当を持っていってみんなと一緒に食べた
正直、惨めで、恥ずかしくて、泣きたくなった日
もあった
自分の子育てもいっぱい責めた
でも、あの頃の私も、娘も
必死だったんだと思う
「行けたね」ってジュースで乾杯した日
あの時間があったからこそ
今の娘の笑顔があるんだろうな
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楽しいことだけじゃなくて
困ったことや悩んでることも
「ねー聞いてー」って言ってくれる関係でありたい
母子登校のあの日の私に
今のこの光景を見せてあげたいな
きっと、泣いちゃうと思うけど