最近、夫から「足の裏マッサージして」とよく言われるんだ。
余裕がある日はやってあげるんだけど、
その時間が意外とよくて
スキンシップをとりながらの会話も心地いい。
思い返すと、2年前は全然そんなふうじゃなかった。
夫は単身赴任で、夫婦関係もぎこちなくて、
スキンシップなんて全くなかった。
その頃の私は、
とにかく少しでもホッとできる時間が欲しくて、
アロマの香りに夢中になっていた
ラベンダーやオレンジやヒノキの香りに癒されて、
心が落ち着く瞬間があったんだ
あの頃は「アロママッサージを学びたい」なんて思っていたけれど、
本当はただ、
夫にマッサージしてスキンシップをとりたかっただけなんだな。
それに気づくまでに、時間がかかった。
自分の本音って、すぐにはわからなくて
薄皮を一枚ずつはがすみたいに、
少しずつ見えてくるものなんだと思う。
今は、アロマがなくてもスキンシップできる日常があって、
夫も自然に甘えてくるようになった。
夫婦関係は、いつからでも修復できるんだなって、しみじみ思う。
そしてあの頃の私にとってのアロマの香りみたいに、
日常のどこかに小さな「ホッとする時間」があると、
心って少しずつ変わっていけるんだろうな