妄想が膨らんで、どんどん苦しくなるときって、ない?
見てもいないのに、頭の中で勝手にストーリーが広がって、
気づいたら不安やモヤモヤがいっぱいになってる。
そして、そんなふうに考えてしまう自分にまた落ち込んで…
もう、どこから抜け出せばいいのかわからなくなる。
私も、そんな状態になったときがあって、
そのときふと気づいたことがあるんだ。
「妄想してるってことは、何かが許せてないサインかも」って。
でも、それだけじゃなかった。
もっと深く、自分の中に大きな“怒り”があることに気づいたの。
怒りって、よく“二次感情”って言われてる。
その下には、悲しみとか寂しさとか、
怖れ、不安、虚しさ、恥ずかしさ…
そんな繊細で本当の気持ち(一次感情)が隠れてるんだって。
本当は、すごく悲しかったのかもしれない。
寂しかったのかもしれない。
でも、その感情を感じるのがつらくて、
自分を守るために「怒り」が出てきてくれてた。
だからまずは、「私、怒ってたんだな」って気づくこと。
そして、それを感じたうえで、
ちゃんと“解放してあげる”ことがすごく大事。
怒りなんか感じちゃダメって、思ってた。
「大人なんだから」って、ずっと蓋してた。
でも、本当はちゃんとあった。
たくさんあった。
怒りは、自分を守ってくれる大事な感情。
だから誰かにぶつけるんじゃなくて、気づいて、
紙に書いたり、声に出してみたり、体を動かしたりして、
自分なりのやり方で、少しずつ出していけたらいいと思う。
もし、怒りを出すのが怖いなら、
「怒りを感じるのが怖い私」がいるってことを、まず認めてあげよう。
感情って、何層にも重なってるから、ゆっくりでいい。
そしてね…
怒りの下にいる“この子たちの声”を、どうか聴いてあげて。
悲しみ、寂しさ、怖さ、不安、愛されたい気持ち。
見つけてもらえるのを、ずっと待ってるかもしれないから。
妄想って、ただの悪者じゃない。
「もう限界かも」「本当の気持ちに気づいて」っていう、心からのサインだったのかもしれない。
自分を知るって、ほんとに一歩ずつ。
がんばらなくていい。いっきにできなくていい。
そのままのスピードで、少しずつ少しずつ、ね