娘はお友達と出かけていったから、
昨日は夫とふたりで、花火大会へ。
並んで歩いて、場所取りして、
暗くなっていく空の下で、ふたり並んで座った。
花火があがる前、ふと、3年前のことを思い出した。
あのときは、娘と見た花火だったけど、
夫とのことで気持ちが沈んでいて、
華やかな光も音も
心には届かなかった。
未来への不安ばかりが大きくて、
「あの頃に戻れたら…」って、
過去と未来ばかりを行き来して、
“今”という瞬間の感覚なんて、どこにもなかった。
でも、今日は違った。
息を吐いて、力を抜いて、
音が身体にずしんと響くのを感じながら、
次はどんな花火があがるんだろうって、
一つ一つに小さなワクワクを感じてた。
「きれいだったね」
「一緒に見れて嬉しかったよ」
素直に、言葉にして伝えられたことが、何より嬉しかった。
夫の反応はあっさりしてたけど、
それでも、私はちゃんと自分の気持ちを大事にできた。
そういえば
娘が生まれてから、2人きりで花火を見に行ったのは初めてだった。
なんだか、恋人気分だったな
そして気づいたんだ。
私と夫って、よく2人で出かけるし、
無言の時間も心地よくて、2人の空間が好きなんだって。
けれど、喉の奥の違和感はやっぱりあって。
きっと私は、もっと本音を話したい。
もっと、心を開きたいんだと思う。
だから、また話そう。
焦らず、無理せず、少しずつでも。
今日のこの時間が、そのきっかけになってくれた気がしている