今日ね、朝からジリジリと暑くて。
さすがに冬布団がそのままなのはもう無理だなって思って、
思いきって、コインランドリーに持っていくことにしたの。
そのとき、夫に「一緒にお願い」って声をかけて、
近くのコインランドリーまで、2人で歩いて行ったんだ。
たったそれだけのことなんだけど――
「近所を、2人で並んで歩いている」っていうことが、
私にはなんだか、とても嬉しくて。
思わず、夫の目を見て言ったの。
「こうやって、近所を2人で歩けるの、嬉しいな」って。
ちょっと照れくさそうに笑ってたけど、
その表情も、なんだかよくて。
お出かけのときに並んで歩くことはあっても、
こうして“いつもの道”を2人で歩くって、案外ないんだよね。
しかも今回は、私ひとりで頑張らなくてよかった。
重たい布団も、2人で持ち手を分けて運んだら、ぐっと軽くなった。
ほんの数分の時間だったけど、
身体だけじゃなく、心の荷物も少し軽くなった気がした。
こういう“なんてことない日常の中の嬉しさ”って、
気づかなければ通り過ぎちゃいそうだけど、
味わえばちゃんと、心をあたためてくれるんだよね。
だから今日は、それを忘れたくなくて、ここに書きとめておくことにしたよ