「ネガティブな感情は感じてもいい」
セッションでそう言われたとき、
正直「今さら?」って思った。
私、毎日泣いてたから。
我慢なんて、できなかった。
仕事中にふと目の前がぼやけて、
気づけば涙がこぼれてる。
ワンコの散歩をしながらも、気がつくと泣いてる。
娘の前でも、隠せなかった。
とにかく、涙が止まらなかった。
でもね、
泣いても泣いても、楽にはならなかった。
「こんなに泣いてるのに、なんで?」
自分の気持ちをちゃんと見てるはずなのに、
どこかずっと苦しかった。
セッションの中で、こう言われた。
「いつまでそれを引きずってるの?」
また、責められたように感じた。
「あー、私またやってるんだ」って。
見放されるのが、怖かった。
ちゃんと変わらなきゃ、って思ってた。
「元気な自分」を見せなきゃって、焦ってた。
でもほんとは、誰かにわかってほしかったんだと思う。
「泣いてる私を、そのまま受け止めてほしい」って。
涙が意味していたこと
涙って、感情のあふれたかたち。
止められないくらい泣いてたのは、
それだけ、私がひとりで必死に頑張ってたってことだった。
今なら思う。
あの涙は、私が生きるために流してたんだって。