標準治療の終了と感謝のきもち。 | やさしくやさしく…ツヨク。

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『やさしくてつよい人になる』を目標としている普通すぎる主婦の私が綴るゆるい日々のあれこれ。乳がんサバイバー(2021.2月~HER2陽性タイプ)
*大好き♡→家族・愛犬たち・嵐(櫻葉さん)・家·親友♡
*エンパスタイプな私のことや病歴など詳しくはプロフィールへどうぞ☆



こんばんは ☆


2022.11.14 (月)

術後化学療法 ハーセプチン単独投与14回が終了し、

今回のがんに対する標準治療が

無事終了となりました。


今回は抗がん剤後の体調がすぐれず…

投与当日から倦怠感と悪心が強く

お腹まで不調になり…(´・-・`)ナンデカナ

お腹だけでも明日には治って欲しいよぉ。


術後ハーセプチン単独投与の中では

最後が一番しんどかったです。

いや、今もちょっとしんどい…

自覚はなかったですが、

免疫力が低下していたのかな…




化学療法センターの看護師さんは

最後まで皆さんとっても優しくて温かくて。


全30回の抗がん剤投与。

すべての回、親切に迎えてくださり

温かなお声掛けや励ましをいただきました。



不安と怖さで

泣きながら始まった抗がん剤治療。

最後も涙涙(;_q)の

お礼と感謝のお伝え、となりました。

(看護師さん達も私のせいで

お仕事中なのにもらい泣きでした…( •̥ ˍ •̥ ))

 



最後のチェアブース。



画像にも映っている

ソネングラス。




いただいたお守りたちや

子ども達やワンコ、親友との写真etc.....

宝物を詰め込んだこのソネングラスも

全30回の抗がん剤投与時に

皆勤賞で投与ブースに持ち込み

力をもらっていました。




私の乳がんのタイプは

ホルモン陰性のため、

予防でホルモン剤を服用することが出来ません。



標準治療が無事に終了出来たことは

とても嬉しいんですが、

治療が終わることへの不安も

嬉しさと同じくらい大きく…


生涯、心からホッとすることは

出来ないのかも知れませんね。



早速、来月初旬に

術後1年検査があります。


検査をするということは

結果を聞くということ。


すでに戦々恐々。


こ、怖い…

検査結果を聞くって怖すぎます (/ _ ; )



何事もなくクリアできますように…☆




*****



◇ 振り返り ◇



2021.1月中旬。

今、乳がん治療をしている総合病院で

2020.12月下旬に受けた検診の結果が届きました。



子宮頸がん と 乳がん の2次検査指示あり。


画像を見ていただくとお分かりのように

子宮頸がんの2次検査時期は『早急に』、

乳がんの2次検査時期は

半年後の『6月頃』という指示でした。


すぐに2次検査の予約を取り

子宮頸がんは1月下旬、

乳がんは混雑していて6月は予約できず

7月中旬に予約が取れました。


でも。

乳がんの2次検査の理由に

『腫瘤』と記されているのがすごく気になり

乳腺クリニックを自分で探して

すぐに予約を取り診ていただくことに。


初めての受診で検査結果を提示し

エコー検査を受け、その場で

『悪性の可能性が高い、乳がんと思われます』

といわれ針生検が行われました。

 

その言葉を聞いた瞬間頭が真っ白になり

不安と恐怖でクリニックを出た時の景色が

色をなくしモノクロの世界になったあの風景を

今でもしっかりと覚えています。





2021.2.12

針生検の結果、乳がん確定。




夫が同行してくれたこの日。
私は全く医師の説明が頭に入ってこなかったので
夫が居てくれて、しっかり話しを聞いてくれて
本当に有難かった。


画像の針生検の検査結果に
『アポクリン癌の疑い』とあります。
アポクリン癌かどうかは
術後の生検で確定する、とのお話でしたが
私の場合は有難いことに術前化学療法が功を奏し
腫瘍が消滅してくれたので
検査のしようがなく、
結局『疑い』が晴れることはありませんでした。

ただ、
もしアポクリン癌であったとしても
治療方法はHER2陽性に対する標準治療と
変わらないのでそんなに気にしなくても
大丈夫です、とのお話でした。




2021.3.19
乳腺クリニックから紹介していただき
検診を受けた総合病院へ。

がんの広がりの確認や
他の臓器への転移の有無を確認するため
乳房造影MRIや PET検査を受けることから
がん治療がスタートしました。

総合病院の今の主治医は
『ここで2次検査予約した7月でも大丈夫だったよ』と
仰いましたが、私のがんは針生検の結果で
グレード3と最も悪性度・進行度の高い
顔つきの悪いタイプと判明していたので、
私は半年も放置しなくて良かった
と、心から思いました。


余談ですが、
二次検査指示が『早急に』となっていた
子宮頸がんですが、子宮頸がんではなかったものの
今後も経過観察は必須とのことで
今現在も定期的に受診し、検査を受けています。
 




今回のがん(左浸潤乳がん HER2陽性タイプ)で
私が受けた標準治療。

2021.4.19 ~
術前化学療法開始。

2021.4.19 ~  2021.6.21
EC療法 (エピルビシン +エンドキサン)
私の場合はこの抗がん剤投与期間が
一番副作用が重かったです。

2021.7.12 ~ 2021.10.27
ハーセプチン+パクリタキセル

2021.12.9
手術

2022.1.31 ~ 2022.3.8
放射線治療 (全25回照射)


2022.1.24 ~ 2022.11.14
術後化学療法ハーセプチン単独投与。




2021.2月にがんの確定診断を受け

標準治療終了までの約1年9ヶ月。


私は終始、そして今現在も

超絶弱虫ながんサバイバーです。



泣きながら始まった抗がん剤治療。

手術台でも泣いていた。


前向きになろう、

明るく向き合おう、


何度も何度もそう思ったけれど

ずーっとグズグズしている

泣き虫・弱虫サバイバー。



有難いことに大きなトラブルなく

治療は確実に前へとすすんでいきましたが、

私自身が強く闘い

歩みを進められた訳でなく、


家族、親友、友だち

主治医、医療スタッフの皆さま、

こちらで応援してくださる読者さまや

同病の方々…


皆さまの温かな見守りと励ましが

私を引っ張ってくれた。

だから前へと進めたのです。

 

誰かに、何かに、

全力で寄りかかっていないと

一歩も進むことの出来ない

1年9ヶ月でありました。



こんな、最弱な私でも

なんとかすすんで来られました。



この場所を見つけ、

この記事を読んでくださっている

闘病中の方の中には

不安で、怖くて 

もう、どうしたらいいかわからない…

そんな方も居られると思います。



大丈夫です。

ひとりじゃありません。

私も同じです。


(*´︶`*)



ゆっくりでも

後ろ向きでも

現実を受け止めきれず瞳を閉じていても

誰かに引っ張ってもらっていても…



それでも前へとすすんでいる自分を

“ ナイスファイト !”って

褒めつつ いきましょう。



(*´﹀`*)d





一旦の治療を終えた後も

がんを経験された方に

ずっとついてまわる不安、

再発・転移。



乳がんは

10年後に再発・転移が起こる方も

めずらしくありません。



私の場合、先にも記した通り

針生検の段階で

最も悪性度が高く顔つきの悪いグレード3

という結果が出ていることもあり


めまいが治まらない時には

脳に転移してしまったんではないか、


腰や首筋に痛みが出ると

骨に転移してしまってはいないか etc.....


心の底から休まることはありません。



それでも、

一旦 標準治療が終了した今は、

ここからがまた新しい人生のスタートだと考え

定期受診をしっかり受けつつ

自分の体調の変化を見逃すことのないよう

注意深く労りながら、


家族や親友と共に

楽しい人生にしていきたいな、と

思っています。(*´︶`*)♪




*****



私の治療を見守り心寄せてくださった皆さま。

コメント・DM・LINE・電話等で

温かな励ましのお言葉を届けてくださった皆さま。

贈り物をしてくださった皆さま。


個人的に連絡のとれる方々には

すでに感謝の想いを伝えさせていただきましたが、


この場所で繋がってくださっている皆さまには

こうして記事の中で感謝をお伝えするしか

術がありません。


見守っていただけたこと、

温かでやさしい想いを届けてくださったこと。

心から感謝をしています。

ありがとうございました。



もうこの場所には

居られない方もいらっしゃると思いますが、


どうかどうか、

私のこの想いが

あなたに届きますように…









まだまだ闘いは続いていきます。


引き続き見守っていただけると心強いです。

どうぞよろしくお願いします。




*****



最後に、

私が約1年9ヶ月の治療で経験した副作用や、

私に現れた症状を綴っておきます。

(新たに思い出したら追記していきます)



◎ おねがい ◎


抗がん剤による副作用は

その出方も、その感じ方も千差万別、

個々によってかなり異なります。

あくまで “ 虹の色の場合 ”  として

受け止めていただきますようお願いいたします 。





◇ 脱毛 ◇

・頭髪・

2021.4.19にEC療法スタート 2週間後から抜け始め、

ポヤポヤした髪が所々残ったので

自らシェービング。一休さんになる。

〈現在〉

髪は生えてきています。

でも、生え方にかなりムラあり。

抗がん剤治療開始前、主治医に

『副作用で髪が抜けます。

抗がん剤終了後に髪は生えてきますが

人によっては毛量など元に戻らない場合もあります』

と、幾度となく言われましたが、私は後者のもよう。

生えてきてくれた髪は白髪(元々白髪が多いタイプ)

強めのクルクル癖毛(元々強めのウネウネ系天パ)

頭頂部・後頭部は毛量かなり少ない。

襟足・耳の上あたりの髪は順調に伸びてくれています。

このままの毛量やムラのある生え方だと

今後も脱ウィッグは難しいかもしれません。


・その他の脱毛 ・

顔の産毛やまつ毛・眉毛・鼻の中、全身の毛が抜けた。

不意にサラサラと鼻水が垂れてきてあせる日々。

顔の産毛がなくてお化粧のりがよかった。

眉毛とまつ毛の脱毛後は人相悪悪だった(^-^;

身体の抜けた毛は

もう生えてこなくていいのに、と思う。

〈現在〉

顔の産毛が1番早く復活した印象。

鼻の中もいつのまにか復活。

まつ毛と眉毛も生えてきてくれましたが

元々薄めなので復活後も薄めです。

身体の毛に関しては

病気になる数年前に全身脱毛済みのため

以前のようには生えてきませんが、

腕・膝はポヤポヤと復活。




◇ 目のかすみ・涙目◇

視界がぼんやりしてしまう。

〈現在〉

涙目は緩和されているけれどぼんやり継続中。



◇ 色素沈着 ◇

顔のしみが目立つ(増える)

手(主に指先)の黒ずみ

手・足の爪が黒くなる

爪がボコボコになる(手指)

放射線治療で照射部位に黒ずみなどの

色素沈着出現。

〈現在〉

爪の黒ずみはほぼなくなる。

爪のボコボコは有り

顔はしみが目立ちあまり改善されていない。

照射部位の色素沈着はかなり軽減されている。




◇ 口内炎 ◇

幸いさほど酷くはならなかったですが

術前抗がん剤中に口内炎も出現。

元々、口内炎が出来易いタイプ




◇ しびれ ◇

パクリタキセル投与中に手と足の冷却を

しっかりしていただきましたがしびれの症状出現。

〈現在〉

手のひらと足の裏にしびれあり。

特に足の裏が顕著。

ビーーンって感じでしびれ継続中。




◇ 関節痛 ◇

手指・膝・肩関節の強いこわばりと痛み。

乳腺外科主治医から整形外科受診の指示が出て

レントゲン・エコー・採血・採尿検査実施。

リウマチではないとのことで、

抗がん剤によるホルモン障害の可能性が高いとの事。

〈現在〉

手指のこわばりはかなり強い。

膝の痛みも強く、

立ち上がるのも痛かったり

一歩歩き出すのもヨボヨボになったりする。

右肩の痛みあり。

左肩に関しては上へも後方へも

激痛が走るため動かせない。(五十肩か…)




◇ 便秘 ◇

EC療法中は何度か便秘に。

酸化マグネシウムでなんとか緩和。




◇ 悪心・吐き気 ◇

EC療法中が1番辛かった。 (3週間ごとに投与)

投与した週は特に吐き気が強く

食事が思うように摂れないため、

1週間で2~3kgほど体重が落ちる(最大で4kg)

3週目には食欲も回復し2kgは戻る。

そして、

4週目にまた投与で吐き気出現のループ。

EC療法後の抗がん剤は

投与から3日間ほどは胃もたれ感や

胃腸がカチカチになってるみたいに感じて

気持ちが悪くなるような軽い悪心あり。

ただ、

抗がん剤中は副作用対策で吐き気止めだけでも

数種類とたくさん処方していただけるので

1番辛かったEC療法中も嘔吐は1度もなし。

嘔吐恐怖症なこともあり必死で耐えていたからかも。

夫からは『吐いた方が楽になると思うよ』と

幾度となく言われていました。


・予期性悪心・

”抗がん剤の日がやって来る“

” 赤い抗がん剤を思い出す “

“抗がん剤投与中の鼻にツンとくる独特な匂い”

そんなことを思うだけで起きてしまう吐き気の事。

私はEC療法中に使用していた水筒を見るだけで

吐き気が出ていたのでもったいないけれど

処分したりもしました。

化学療法センターの看護師さんと薬剤師さんに

新しい吐き気止め ジプレキサ2.5mgの服用を

提案され主治医の許可を得て処方開始。

私には合っていたのかよく効いてくれました。




◇ 不眠 ◇

EC療法中に処方されていた

吐き気止め デカドロン。

この薬の影響なのか不眠が辛かった。

この時は病気を受け入れるのに精一杯で

とにかく毎日が不安や恐怖の日々だったので、

精神的要素も多分にあっだと思う。

安定剤の処方を受け毎日のように服用していた。

〈 現在 〉

ずっと不眠傾向。

限界を感じるので週に二度ほど

安定剤を服用して眠るようにしています。





◇ 倦怠感 ◇

これもEC療法中が1番辛く、

身の置き所がないほどの倦怠感出現。

抗がん剤の種類が変わる度に少しずつ軽減されたが

倦怠感を感じないことは一度もなかった。




◇ 骨髄抑制 ◇

白血球数・好中球数の減少あり。

一時は下限値ギリギリで推移していたが

抗がん剤スキップになることは一度もなかった。




◇ 発熱 ◇

EC療法中1度だけ38.5℃以上の発熱あり





◇ 心機能の低下 ◇

1年間投与していたハーセプチンの影響。

階段の昇り降りなど日常動作でも

動悸・息切れあり。

最後の方は座っていても動悸や息切れが。

心エコーしていただいたら下限値ギリギリ。

主治医からの

『乳がんではすぐにしなないけど、

心臓は明日しんじゃうかもしれないからね』

と、かなり怖いストレートなお話とともに(⊙⊙)!!

少しでも悪化を感じたらすぐに申告するよう指示有り。

〈現在〉

動悸・息切れは変わらず続いている。

ハーセプチンが終われば

ゆっくり改善されるだろうとの見立て。





◇ 脳機能の低下 ◇

以前、ブログにも綴りましたが

こんな症状出現。

今も困っています…





◇ 味覚障害 ◇

私の場合、何を食べてもしょっぱかった(*_*)

これは、地味に辛い。

緑茶・麦茶・水を受け付けなくなる。

ほうじ茶に助けられました。

〈現在〉

まだうっすら味覚障害は残っている。





◇ 化学閉経 ◇

(化学療法の影響により閉経すること)

2021.4.19~抗がん剤治療開始。

5月までは通常周期で変わりなく月経があったが、

6月は月経なし。

主治医に申告したところ、

抗がん剤の影響で月経が止まっている。

年齢的にもこのまま閉経する可能性が高いとのお話し。

〈現在〉

2021.6月に急にパタリと止まって以来

一度も月経来ず。

化学閉経したもよう。

ホットフラッシュに悩まされている





◇ 結節 ◇

へバーデン結節発症。

手指の第1関節に腫れや赤みが出ること。

痛みあり。

整形外科医師によると、

化学閉経によるホルモン障害が

原因の可能性が高いとのこと。




*****



いろいろな症状が出現しましたが、

一言で言い表すとしたら


心も見た目も

『老いた!!』 です (/ω\)アリャリャ☆笑




今後は穏やかに過ごす、を心掛け

心に余裕がうまれてきたら

またここから少しずつ

心も見た目も元気と活力がもどるよう

労わっていこうと思います (*˙︶˙*)☆*°




最後まで読んでくださり

ありがとうございます。



(*´︶`*)♡感謝!