24。 | やさしくやさしく…ツヨク。

やさしくやさしく…ツヨク。

『やさしくてつよい人になる』を目標としている普通すぎる主婦の私が綴るゆるい日々のあれこれ。乳がんサバイバー(2021.2月~HER2陽性タイプ)
*大好き♡→家族・愛犬たち・嵐(櫻葉さん)・家·親友♡
*エンパスタイプな私のことや病歴など詳しくはプロフィールへどうぞ☆





1996.11.29 0:15am。

私たちのもとに
息子が誕生してくれました。


本日、息子 24歳の誕生日。
おめでとう。



初めての子どもを死産。
亡くした悲しみの記憶が大きすぎて、
産声を聞くまでは
怖くて怖くて仕方がなかったな…。


2968g 49cm で誕生した息子も…








今では178cm 58kg まで
成長してくれました。


小学5年生の終わりに
軽度のADD(注意欠陥)と診断された。
所謂、ボーダーライン。
たぶん、
学習障がいももっていたと思います。

成長とともに
ADDの特徴は小さくなりましたが、
軽度だったとはいえそれは
学校や社会での経験が
息子を成長させてくれたから。

そして、
息子本人が努力したから。


息子が社会に出てすぐ、
会社のユニフォームを
洗濯しようとした時、
ポッケからたくさんの
小さなメモが出てきました。


… ADDと判明した直後。…

"情報処理能力が弱いため、一度に複数の指示が出た場合混乱が起こり易いので、メモを取るようにするのもひとつです"

そんなアドバイスを医師から受けて、
息子にはこまめにメモをとるよう
提案してきました。


会社のユニフォームから出てきた
たくさんの小さなメモには
走り書きでいろんなことが
書かれていました。

教えてもらったことを忘れないように、
失敗しないように、
メモしたんだと思います。


他のお子さんであれば
こんなにメモを取らなくても
失敗したり忘れたりすることなく
理解して仕事をこなせるのだろうか…

そんなことを思いながら
息子の努力を目の当たりにして
涙が止まらなかったことを
今でも鮮明に憶えています。



息子に限らず娘にも、
私が考え・持っている
人(社会人)として生きていく為の
知識や術を伝えつつ、
育み・見守り・考え
私自身も親として一緒に
成長してきました。

当時は心配や不安も大きかったですが、
今では仕事も生活も遜色なく
送ることが出来ています。



"母親"になって今日で24年。

死産だった初めての子どもは
育てることが出来なかったので、
息子の誕生とともに始まった
母親としての私。
これからも母として
いろんなことを感じて、考えて
成長していかねば、と思います。


『3.11』 『11.29 』 『4.3』

亡くした娘・息子・娘の誕生日。

私が最も大切な日。


24歳、おめでとう。



息子も娘も
自然と周りの方から
可愛がっていただける
愛くるしい笑顔と、
繊細で優しい性分を
いつまでも大切に…。


娘の成人式前撮りの時に
撮影していただいた兄妹ショット☆

特別に引き伸ばして頂いて
額にも入れた私の宝物。


私のもとに産まれてきてくれて
ありがとう。


今日はケーキでお祝いしようね☆