ふるさとにて / 岡村孝子

 

 

 

 
こうしてこのまま  地平の果てまでも
ペダルを踏みしめ  走り続けたい
さらさらと流れていく  川面を撫でる
まだ早い春の風が 吹きぬけている
ひたすら やさしく包む ふるさとにて
あの日の私に今 会える気がして
 
 
時間に追われる 日々に紛れながら
失くしているもの それは何だろう
何気ない友の声や 変わらぬ匂い
ふと触れてみたくなった 泣きたい位
ひたすら はるかに包む ふるさとにて
あの日の私に今 会える気がして
 
 
変わりゆくものと 今も変わらないもの
あるがまますべてそこに 受けとめている
ひたすら やさしく包む ふるさとにて
あの日の私たちに 会える気がして
あの日の私たちに 会える気がして
 
 
 
 
 
 
 
アルバム「NO RAIN,NO RAINBOW」のラスト10曲目に入っている曲です。
孝子さんの高校時代のお友達や担任の先生がコンサートに来てくれて
温かい目で見てくれて誇りに思ってくれていることを知り、
ふるさとっていいなぁという思いから生まれた曲だそうです。
 
こんなに温かくそしてやさしい歌声
若い頃の孝子さんからは想像できないほどまろやかなメロディ
歳を重ねてきた今だからこそ生まれた歌ですね。
 
新曲の「と・も・に」もそうですが
円熟味を増した孝子さんの才能にあらためて驚かされる日々です。
来年発表されるニューアルバムが楽しみですね。