最終戦で今シーズン        初の連勝!!J1通算50勝

第34節 12月1日(土)東北電力スタジアムビッグスワン 14:34 37,430人

    アルビレックス新潟 0 - 2 大分トリニータ
               0-2
               0-0 
 

【得点者】
前半 9分 森重 真人(大分)
前半20分 鈴木 慎吾(大分)


【大分スタメン】   
GK 1西川 周作
DF 4深谷 友基 15森重 真人 22上本 大海
MF 5エジミウソン 7西山 哲平 11鈴木 慎吾 32梅崎 司 33藤田 義明
FW 13高松 大樹 30山崎 雅人


【大分リザーブ】
GK 16下川 誠吾
DF 31福元 洋平  
MF 6梅田 高志 10アウグスト 25金崎 夢生
FW 8松橋 章太 19前田 俊介


●シャムスカ監督

「今季、新潟はいい状態だった。そのチームのホーム、しかも大観衆の中で勝利するのは難しいが、
選手がよくやってくれた。この勝利自体が大きな意味がある。
今週、この試合に向けて準備をする上で、モチベーションを維持することに気をつけた。
前節で残留が決まったことで、安心した気持ちで試合に向かってほしくなかった。
今季をきれいに終わることでいいイメージが残る。モチベーションを保っていたことで、勝てた」

Q:作戦通りの試合では

「守備で、ペナルティーエリアの前のスペースをどう抑えるかがポイントだった。
前線からのプレスを控えて、ゴール前を使われないようにした。
守ったときに周囲がコンパクトになることを作戦にしていた。
全選手がよく守った。中でも梅崎と山崎の守備での貢献は大きい」

Q:今季を振り返って

「前半戦は外国人選手がフィットせず、故障者が多く出たことで、チームがうまく回らなかった。
後半戦は新外国人と、鈴木慎吾、梅崎らの新しい戦力が入り、チームがうまくまとまった。
きょうの試合の内容をみれば、来季は期待できる」

Q:鈴木慎吾について

「素晴らしかったと思います」

●鈴木慎吾選手

「(得点になった)フリーキックは梅崎と、森重が自分に蹴らせてくれた。
狙いとおりだった。古巣の新潟が相手なので、期するものがあった。
楽しみと同時に不安もあった。感情移入してしまうかと思ったが、平常心でできた」


2007年のリーグ最終戦
前節で残留が決まり、順位も14位と決まっていたので
チームのモチベーションの維持が試合前の課題となりました。
しかしチーム初の連勝がかかっている大切な試合です。
なんとしても勝ってシーズンを締めくくりたいですね。

ホベルトが練習中に肩の怪我ということで代わりに西山が入ります。
今日は地上波の放送がありうれしいです。
相手はトリニータが目標にしていた6位の新潟
ビッグスワンの4万人のサポーターの中で、
磐田戦のような、トリニータらしい試合が出来るか気になるところです。

前半9分、磐田戦と同じ、司をダミーにして
慎吾の滞空時間の長い絶妙のフリーキックから森重が軽く頭で合わせて欲しかった先制点!!
慎吾は古巣新潟の前で早速素晴らしいプレーを見せました。

前半20分、同じく司をダミーにして慎吾の弾丸フリーキックが直接決まり
慎吾のキックの精度の高さを感じました。
存在感を示した慎吾に、新潟は慎吾をレンタルさせた事を後悔させた瞬間でしょう。
大分のゴール裏には「大分の俺たちの慎吾」のダンマクが出ています。

磐田戦同様に新潟がほとんどボールを支配しているのですが
それに対してトリニータは11人全員で守り、チャンスがあれば
雅人、司のカウンターを狙うトリニータらしい「堅守速攻」が見事に決まっています。
前半は2-0で終了。
ビッグスワンは前半から雨が降り出しました。

後半も新潟の怒とうの攻撃、トリニータが必死で守る、という展開が続きます。
サッカーは2-0が一番危ないと言われていますが、
今シーズンの課題でもある、集中力を切らさずに戦えるか。

後半23分、上本に代えて福元を投入します。
トリニータは必死の防戦、チャンスがあればカウンターという展開は変わりません。

後半33分、司に代えて、ルイスを投入!
ルイス残留に向けて頑張れ!!

後半36分、西山に代えて、梅田を投入
シャムスカにしては、早めの3枚全てカードを切る。

磐田戦と展開がよく似ている、ロスタイムは3分
そして守りきって試合終了、今シーズン初の連勝と共に、J1通算50勝の記念の勝利で
2007年のシーズンを締めくくりました。
J1に上がって連勝がなかった年はなかったので、今年も連勝をすることができました。
くしくも新潟の地で鈴木慎吾の大活躍で勝ったことになりましたが
大分にとっては大切な選手、鈴木慎吾の完全移籍を望みます。
いい形でシーズンを終えたことは本当によかったと思います。
新潟まで応援に行かれたサポーターの皆さん、本当にお疲れさまでした。

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慎吾のヒーローインタビュー

2007年のリーグ戦が終わりました。
天皇杯を残していますが、私なりのリーグ戦の総括をしたいと思います。

順位は目標を大幅に下回る14位という成績で常にJ2降格が付きまとうリーグ戦となった。
新しく補強した外国人3選手の内、2選手が前半戦で解雇
1選手は怪我のため、ほとんど活躍出来ないという大失敗に終わった。

これは金銭的な問題が大きくあるが、シャムスカの「理想」と強化部の
「判断力」の責任が問われる。

結局後半戦に、エジミウソン、ホベルト、鈴木慎吾(リベンジ3戦士)の3選手を補強し
見事に活躍、J1残留の原動力となってくれた訳だが
この3選手を獲得するに当たって、かなり「想定外の出費」がかかったことに間違いはない。

今シーズンは、トリニータらしい試合がなかなか出来ず、それはおろか
自分たちの「堅守速攻」のサッカーを見失い大量失点で惨敗するシーンが目立つと共に、
シャムスカの采配の迷走も目立った。

原因の一つとして予想外の選手の怪我と選手層の薄さがある訳だが
選手の怪我の多くは試合中ではなく、練習中の怪我が目立った。
試合中の怪我なら仕方がないが、練習中の怪我は出来る限り防ぎたい。

また惨敗することによって、選手が自信を喪失することが多かった
連勝が1度しかなかったところも、
この辺りのモチベーションの問題が大きかったのだろう。
これは来シーズンの課題にしてもらいところだ。

金銭的な問題で選手層の薄さは仕方のないところなのだが
リベンジ3戦士を獲得したように、
シャムスカの意向だけでなく、強化部もしっかり必要な選手を見極め
怪我や代表で選手が欠場しても、戦力が落ちない選手の補強、
強化をしっかり進めてもらいたいと思う。

「金銭的な問題」という言葉を何度も出したが
FCの収入の大きな課題に入場料収入がある
今シーズンは結局、入場者数3万人を達成することが出来なかった。
これは、チーム成績が大きいと思うが、選手のモチベーションが低く
ホームでのアドバンテージをほとんど感じなかった。
イベントの企画の努力は認めるが、それだけでは限界がある。
やはり勝たないことには、喜びは半減してしまう。
来シーズンはぜひトリニータらしい「堅守速攻」のサッカーを確立して
サポーターを失望させないサッカーを心から願う。
そして上位にぜひ食い込んで欲しい、それが3万人を達成する最短の道だろう。

それからもう1つ胸スポンサー問題が解決していない
マルハンの韓会長が「日本一になるまで支援する」とおっしゃってくれており
35万人の署名をJリーグに提出することになっている。
しかしマルハン様に頼ってばかりではいられない
新しい胸スポンサー獲得に向けて、FC側もぜひ努力をして欲しいと願う。


FCはリベンジ3戦士や藤田など、今シーズンJ1残留に貢献した選手のチーム残留に向けて
すでに動き始めている、既存の選手の確保や足りない部分の選手を補強を的確にして
「負けないチーム」を作ってもらいたい。
FCも選手も今年は勉強になったことが多かったはずだ。
ピッチ上で落ち着かせるチームリーダーをしっかり決めることも重要である。
爆発力のある外国人選手も必要かと思うが、それは金銭的に落ち着いてからでも
遅くはないと自分は思っている。
「理想」と「現実」は違う、今シーズンの過ちを二度と繰り返さないでもらいたい。

天皇杯を残していますが、2007年、大分トリニータの応援、本当にお疲れさまでした。
そしてたくさんのコメントありがとうございましたm(_ _)m
2008年もブログ共々応援をよろしくお願い致します。
来年も一緒に大分トリニータをぜひ盛り上げていきましょう!!