リバランス


個人が、老後のための資産形成として3年前に400万円で運用を始めました。GPIFの基本ポートフォリオに倣って、日本株、外国株、国内債券、外国債券に25%(100万円)ずつ投資しました。国内債券では、安全資産として個人向け国債「変動金利10年」に投資しました。


外国株、日本株の値上がりが大きくて、3年間で運用ポートフォリオの時価総額が480万円となりました。


外国株式148万円

国内株式120万円

外国債券110万円

個人向け債券102万円


ここでリバランスを行なって、スタート時点のアセット・アロケーションに戻すには、外国株式を28万円だけ売却して、外国債券を10万円、個人向け国債を18万円買い増しすると、アセット・アロケーションは運用開始時点と同じ比率に戻ります。


外国株式120万円

国内株式120万円

外国債券120万円

個人向け債券120万円


このようにアセット・アロケーションが大きく変動した時に戻すアクションをリバランスといいます。


株などの高リスク資産は値動きが激しく、急騰・急落を繰り返します。急騰した資産を少しだけ売り、急落した資産を少しだけ買うリバランスは、長期のパフォーマンス向上とリスク管理に貢献するので、できればやった方が良いと思います。