S&P500の弱点①
弱点の一つが「時価総額加重平均型株式指数」です。S&P500種指数は時価総額の高い大型株の割合が大きくなるようにデザインされているので、FAAMG株のような超大型ハイテク株の影響を受けやすいのです。
事実、2017年にS&P500種の時価総額は2兆8000億ドルも増えたんですけど、そのうちの1兆ドル(約三分の一)はFAAMG株によるものなんです。
つまり、FAAMG株の上昇によって押し上げられたS&P500種指数は、FAAMG株の下落によって押し下げられるリスクがあるということに他ならないんです。
また、時価総額が高い銘柄ほどバリュエーションが割高になる傾向があり、特にハイテク株など利益成長が期待できるセクターほどPERが割高になりますから、S&P500ETFに積立投資するということは、割高株を比較的多めに買い続けることに他なりません。