債券ではなく株式に投資するべし


世の中の債券に投資している投資家は自分のリスク許容度を考えた上で、債券に投資してリスクを抑えています。


ちなみに、金融の世界ではリスクは「危険度」ではなく「変動率」と訳します。つまり、上にも下にも大きく振れる資産を「リスクの大きな資産」というので、心配性の投資家はポートフォリオに債券を組み入れることで全体のリスクを抑え、心を平穏に保つわけです。


では、個人投資家がより多くの資金を株式に振り分けるにはどうしたらよいのでしょうか。結論から言えば、株価の変動を必然と考えて、保守的な銘柄を選ぶことです。金融市場は複雑怪奇で、将来起こり得ることを正確に予想することは誰にもできません。したがって、まさかの暴落に備えて、大型ディフェンシブ銘柄なんかを選考しておくと、より多くの資金を株式に集中させることができるはずです。


ちなみに、「保守的な銘柄」とか「ディフェンシブ銘柄」というのは、主に生活必需品セクターや公益セクター、通信セクター、ヘルスケアセクターなど、景気動向に左右されにくい安定した銘柄のことです。