僕の脳は、ネガティブなことを考えてしまうことが多いです。
でもそれは、性格のせいでも、僕が弱いからでもありません。
その理由は「前頭前野が疲れていること」と「扁桃体が過敏になっていること」。
これが、ネガティブな思考を引き起こす仕組みなのです。
前頭前野が元気だと、嫌なことを考えても自然とブレーキがかかり、気持ちが落ちにくくなります。
逆に扁桃体が過敏になると、不安が増えてしまい、同じ失敗をしないように…と、つい過去の嫌な記憶を思い出してしまいます。
この“脳のクセ”を整えるために役立つのが、「精神科の薬」と「運動」。
薬で脳を守りながら、運動で前頭前野を元気にしていく。
この2つはやっぱりとても大切なんだな、と実感しています。
★精神科の先生がいつも言っていることは、本当に正しいんですね★
今日も読んでくれてありがとう。またよろしくです。ぎゅーー
【補足説明:脳がネガティブになる“本当の理由”をもう少しやさしく】
ネガティブな考えが浮かんでくると、
「自分は弱いのかな…」
「また同じことで落ち込んでる…」
そんなふうに思ってしまうことがあるかもしれません。
でも実は、これは“心の問題”ではなく 脳の仕組み が関わっています。
■ 前頭前野は「心のブレーキ役」
前頭前野は、考える力・判断力・気持ちの整理などを担当している場所です。
ここが元気なときは、嫌な考えが浮かんでもすっとブレーキがかかります。
「まあ大丈夫か」
「そんなに気にしなくてもいい」
こんなふうに自然と切り替えができるんですね。
でも、疲れているとブレーキが効きにくくなり、
小さな不安でも大きく感じてしまいます。
■ 扁桃体は「危険センサー」
扁桃体は、危険を察知して身を守るためのセンサーのような役割。
ただ、このセンサーが敏感になっていると、必要以上に不安を感じてしまいます。
・過去の嫌な記憶が勝手に再生される
・まだ起きていない未来の心配が強くなる
・ちょっとした出来事でも「危険だ」と判断してしまう
こういった反応は、あなたの性格が弱いからではありません。
脳が「守ろう」としているからこそ起きる反応 なのです。
■ 脳を整える2つの柱
脳のクセを落ち着かせるためには、
「薬で守ること」と「運動で元気にすること」
この2つが大きく役立ちます。
薬は脳を守り、過敏になった部分を落ち着かせてくれます。
運動は脳の前頭前野の働きを強くし、気持ちのコントロールを助けてくれます。
まるで、
片方が「守る役」
片方が「育てる役」
のように、バランスよく支えてくれるんです。
■ 「ネガティブな自分」があなたの本質ではない
ネガティブな考えが浮かぶ日もあるけれど、
それはあなたが弱いからではなく、
脳が一生懸命に「あなたを守ろう」と働いているサイン。
脳の仕組みを知るだけで、
「なんだ、自分が悪いわけじゃなかったんだ」
と、少し心が軽くなるかもしれません。
だから、安心してね。
脳はちゃんと整っていくし、焦らなくて大丈夫。
