■前書き
原作を1話からじっくり楽しむため
1話ずつ読んで、ネタバレとか気にせず適当に感想を書き連ねていくだけのコーナー
◼️真実を知った上で
アニメでは第170〜171話「暗闇の中の死角」
警察はいない
小五郎は真実を見抜いており推理ショーの前にお風呂中……
そしてあの事件の時のように停電が
犯人は真相を知っている小五郎を同じ手口で始末しに来るだろう
と読んで待ち構えるという罠
犯人は後妻の陽子
動機は友人の元妻の復讐
女癖、悪かったようですしおすし
トリックは簡単
電話を子機に持ち替えて「ずっと(コード付きの)電話していた」というアリバイを作り、髭剃りをお風呂場に投下、ブレーカーが上がったら感電する仕組み
自分のアリバイも確保しつつ、他の人のアリバイも証明できる
完全に事故死に見せかけたい
保身のために罪を着せようとしてくる人とかもいるからね。まぁその場合、罪を着せようとする人も恨んでるというパターンが多いけど
まだこの犯人さんは人の心がおありと思う
さて、真実を明らかにした上で
この事件の直接的な引き金を引いたのは、ブレーカーをあげたひかるさんということになる
これは彼女の心を深く傷つける
それこそ、心を殺してしまうレベル
だから、真実を知った上でそれを隠す、トリックを偽証することを提案
自首を勧めるのは犯人のためじゃない、と言い切るコナンは、やっぱり殺人犯に対して「優しい」という感じではないな
「死なせない」というのもそうだと思う
他の事件の時も同じこと思ってたと思うけど、真実は一つだし、それは曲げようのない事実だけど、それを知った上でどうするのかという選択は一つじゃないと思うんだよね
真実を明らかにすることと、真実を公にするのは違うし
自分の手で、という精神的負担はかなりの物でしょう
私の住む環境ではまぁないことで、それほど?と思っちゃうんだけど
死刑の執行だって、誰が実際に押したかわからないシステムになっているくらい
今回の事件だと間違いなく押したとわかってしまう
一応、覚悟できている執行官ですらそういう配慮があるのに、一般人、しかもか弱い女性だし、全く意図してないとなると……
真実をぶつけるのはこれは、酷すぎる
そんなやり取りを聞いていた新出先生
先生はこんな罠にかける方法で卑怯だと憤っていたけど、この意図を聞いて理解
新出先生、おとなしそうだけど、小五郎にもしっかり意見をするし、警察を押し除けるくらいのアツい正義感あるんだなぁ
この正義感が危険なこともあるかもしれないけど、これは圧倒的な光属性感
父親みたいになってほしくないお母様のお気持ちはよくわかる。でも安心して欲しい
後に、直接は言いにくいと言いつつも蘭を通して小五郎に謝罪をしようとしていたし
自分が間違っていたと認めることができるのも良いところだと思います(偉そう)
そして蘭の新出先生への不自然な態度
それは新一に手編みのセーターをあげるべく、新出先生のセーターを参考にしたかったから、という
そんなことある
絶対恋してた描写じゃん
ミスリードがすぎる
これがラブコメ(この漫画の本分)の所以
でもこの漫画は純愛一筋だからな
浮気とかありえないからな
ご本人にとってはヒヤヒヤだろうけど、大船に乗った気持ちで見れるぜ