■前書き
原作を1話からじっくり楽しむため
1話ずつ読んで、ネタバレとか気にせず適当に感想を書き連ねていくだけのコーナー
■身代わり
アニメでは 第68〜70話「闇の男爵殺人事件」
風に乗って変えられる落下地点のトリック
これがあばかれてしまったら残りは消去法、それが可能だった人を暴くだけ
恋人を守るためにとかばう行動で事件は複雑化したけど、それで新たな証拠も出してしまうという
バロンに鉢合わせしたときの「ウソ…」というのは、そりゃ、バロンを用意してたのは自分なのに、目の前に他の誰かが現れたらびっくりするよねって感じ
動機はハッキングにより社運をかけたソフトをダメにされジサツした兄の復讐
うん……ソフトやらアプリケーションの開発ってあまりイメージつかないかもだけど、なかなかコストも時間もかかること
当時のがどんな感じかはよくわからないし、今でこそ多くの会社で、より高コストで新しいのが出ては消えてってサイクル早い感じするけど
当時はより1つのプロジェクトにかける時間とかすごかったんじゃないかなと思う
計画的犯行とはいえ動機も動機だし、彼女はまだ若い
高校数学の先生というと、私の担任だった先生とかは学園祭の模擬店とかでも無双してたイメージあるんだけど(学年でトップの利益を出す)
その明晰な頭脳を活かして、罪を償った後に人生をやり直していけたら良いなと願う
まぁ犯人バレした後の凶変ぶりにはちょっとビビったけど
でも、自分の身代わりになって逮捕されてもいいなんて、そんな捨て身なことをする恋人を、あえて突き放すために悪役へ徹しようとする、そういう愛の形もあるのかもしれない
もしここで涙ながらの告白をして、同情を誘ったって、それでしこりを残すのは余計辛いことかもしれないし
お互いを思うが故の、思いやりの出し方がどっちも極端だなー
かばうにしても、蘭がそうしたように「犯人じゃない」証拠を探そうと必死になるやり方もあったかもしれないし
確信してしまったあとでも、なにか別の……
自首を薦めるしか思いつかないな。それはそれで死亡フラグだわやめときな←
復讐は何も生まないとは綺麗事言わないし
相手がのうのうと生きてるのも癪だと思うのもわかるけど
少なくとも、復讐によってスッキリするのと、その後の人生で背負う罪(人生そのものやストレス)を考えた時、やっぱり失うものが大きすぎるだろうと感じる
そんなコンピューターウイルスという超デジタルなテーマながら、人間の思いやりとか感情とか強く感じる回だなーと思った
ところで、宿泊費の半額ってどうなったんやろ←
