■前書き
原作を1話からじっくり楽しむため
1話ずつ読んで、ネタバレとか気にせず適当に感想を書き連ねていくだけのコーナー
■決意
アニメでは 第11話「ピアノソナタ『月光』殺人事件」
誰も見てない時の眠りの小五郎はスーピー寝てる
まぁ今更ではあるんだけど、血まみれの現場である放送室にホイホイ入れるの、調べた後とはいえヤバいのでは、というかとてもこわい(小並感)
麻薬事件もまぁまぁな事件
そりゃまとめて事件の犯人っぽく見える
それに、この麻薬の犯人の平田は事件と無関係でも、動機という意味ではこの麻薬が招いたと言えなくもない
リバースとかカセットテープのこと、私はちょっとギリギリわからない世代、だな……
いやなくはなかったんだけど、自分で使うみたいなことはなくて
今回のトリックはとても用意周到
それでいて流れがとても自然
解剖が必要になるとふんで、寝ずの番に協力することで順番の先送りとか
さらに身分を隠すために女になりすましていたことも、力技な犯行で容疑者から外れやすくするまで非常に合理的
でも、あの笑顔も全部偽りだったのかもと思うと悲しい
アニメの方でも、声色が男性バレしたあとだと少し少年のような感じになった気がしたけど、原作だと表情がわかりやすい
なんとなく、「女医師としてな!」とウインクする時は「女」って感じだけど
それ以外のところだと「男」って感じがするというか、全てバレたことで偽る必要がなくなったとか、そんな悲しくも素の状態のように感じる
復讐は何も生まない論には、そうはいってもやられっぱなしは嫌やろと思ったりもするけど
自分を偽って人生を投げ打ってと思うと、それは、どうなんだろうなと思わなくもない
「まっとうに」生きることは時として辛い
また唯一犯人をじさつに追い込んでしまった話
以前の包帯男の事件では「死にたきゃ勝手に死ね!」と激怒したコナンも、ここから「推理で追い詰めても死なせたら殺人と同じ」だと胸に刻む
人を死なせてはならないという探偵としてのポリシー(自分のため)はもちろん
「必ず犯した罪を償わせる」という厳しさも同時にあるのだと思う
のちに平次にも「死なせてやったほうが」と思われることもあるほど
多分その方が楽なんじゃないか、そう思うこともあるけど、生かす=甘いってことではないんだと思う
ミステリーとしてはもちろん、探偵であるコナンの胸に刻まれた事件の一つである重要な話でもあるし、よくリピートするくらい好きな話です
本当は毎日更新だから昨日書きたかったけど、昨日は疲れてて、なんとなく読んでちゃちゃっと書くとかしたくなくて1日遅らせた
有名な話ゆえ1000回記念でリメイクされたけど、私は断然旧派なので、アニメで見る際はぜひ11話の方を見てほしい