最近の政治関連ニュースから明るさや温かさ、安心感を感じることがほとんどないのですが、今日は3月3日、村山元首相の100歳の誕生日をお祝いする明るいニュースがありました。

有名人が亡くなるニュースが多い中で、元首相が、ご夫婦共に100歳を迎える、そして、「日本がどこまでも平和な国であるように」という発信。

 

この時節において、とても貴重で温かいメッセージだと感じました。

総理大臣になる欲望もなかった政治家が、推されて断りきれず引き受け、難題を乗り越えて職務を全うし引退した後は、元総理などという肩書はすっぱりと脱ぎ捨てて、大分県の地元で一庶民として、自分で車を運転して、普段は自転車で移動し、今はデーサービスに週3回通っておられる。

 

主義主張や、支持政党を超えて、こういう方がご健在でおられることはありがたく、まだまだ平和の発信を続けていただきたいと思いました。

 

1994年6月に自民党、社会党、新党さきがけによる連立政権で首相に就任した村山富市さんが3日、100歳の誕生日を迎えた。首相在任中は阪神・淡路大震災地下鉄サリン事件、戦後50年と「村山談話」など時代の激動が続いたが、SNS上ではその当時を思い出す声も目立った。

ニュースで現在の姿が流れると、X(旧ツイッター)では「100歳とはすごいな」「まだ、相変わらずトレードマークの眉毛はご健在ですね!!」「普通のおじいさんとして幸せに暮らしていらっしゃるようでホッコリします

「#村山富市さん、百歳おめでとう!」とした上で「今日は、村山富市元総理の百歳のお誕生日です。お連れ合いさんも百歳。夫婦で共に百歳を迎えられるなんて本当におめでとうございます!平和の実現に向けてがんばります」と投稿。村山氏が夫婦ともに100歳を迎えたとして、祝福のメッセージを投稿した。

100歳の実感はないが、無理をせず、自然体で暮らすことかな。1日1日、家族と過ごせることを幸せに思っている

「大相撲を見るのが楽しみ」

3回、デイケアに行き、1日2回の散歩と体操を続けている

「今の日本の政治について思うこと」としては

日本がどこまでも平和な国であり続けることを願っている」としている。

村山富市元首相が100歳 「平和な国であり続けて」 (共同通信) - Yahoo!ニュース

村山富市元首相 きょう100歳の誕生日「日本がどこまでも平和な国であるように」 (TOSテレビ大分) - Yahoo!ニュース

村山富市 - Wikipedia

1944年、学徒動員で石川島造船所に配属された。同年、成人し徴兵検査を受け、学徒出陣で宮崎県都城市の日本陸軍歩兵第23連隊に二等兵として入隊。1945年8月15日、幹部候補生として陸軍軍曹の階級で終戦を迎えた。

自らの意思に反して周囲の推挙によって総理に就いた稀有な存在。村山自身「総理大臣になろうと思ったこともなければ、なれると思ったこともなかったし日本中誰一人僕が総理になると思った人はいない。だが首班指名選挙で選ばれれば、私はできませんと言う訳にはいかないから首相官邸に単身赴任で連れて行かれたようなもの」と述懐している。

首相在任中は亀井静香や野中広務など自民党内でも武闘派と称された議員から熱烈に支持され亀井、野中は後年も村山を最高の首相だったと褒めちぎっている。

庶民派宰相と呼ばれ政界引退後も生活ぶりは質素で慎ましく、大分市内を移動する時は自転車を使っている

 

最後までお読みいただきありがとうございました。