私の人生の生きがい・最大の楽しみは、

食べる事!!!!!

その為に人生の多くの時間とお金を

使ってきた。

 

 

だから、病気を宣告された時、一番の嘆きは

「まだ世界中の美味しいものの

1%しか食べていないのに~」えーんだった。

 

 

 

 

 

私の原発は、子宮頚部小細胞がん。

再発も転移も、確率・スピード共に、非常に高く、

初発からの平均余命は、

ごく短いと聞かされてきた。

 

 

最初の病名が付いたのが、2019/2。

それから1年6か月。私は既に、

この病気としては、

長生きな方に入るらしい・・・

 

 

 

 

それ以前の100%健康だった頃、一日を

どんな風に考えて、過ごしていただろう・・と

思い返してみるけれど、思い出せない。

 

 

 

今から思うと、涙が出る位、

幸せだったはずの日々笑い泣き

目の前の仕事・用事・

片づけておきたい諸々の小さな事、

そんなことに明け暮れていたと思う。

 

 

この1年6か月は、

自分が病と共に生きていくという事や、

最後の日々をどう迎え過ごしていくのかという事を

意識の中に、忘れることは

出来ない日々でもあった。

 

 

そして勿論、物理的にも、

治療の為に、何もかも自由では

いられない日々も少なくなかった。

 

 

 

 

とはいえ幸いにも、

今の私は元気である。

 

 

 

髪の毛こそ問題はあるものの、

何でも食べることが出来るし、

自分の足でどこにでも歩いていく事も出来る。

 

 

外出先の私しか知らない人は、

病気治療中だと気づかないほど

変わらず元気に過ごしてきた。

 

 

 
 

 

 

この先、今日のように、過去としての今を

思い返す時があるだろう。

それは、もしかしたら、

終日離れられないベッドの上で。

 

 

何でも食べる事が出来、

自由に出歩けていた頃の記憶として。

 

 

私は、その日を十分に

楽しみ、感謝し、生き切っていただろうかと、思い返す。

 

 

 

 

そう思うと、例え病院にいても、

【今】出来ることを

探さずにはいられない。

 

 

やりたいな、やれたらいいなとリストアップした

山のような夢・希望・願い事。

それを、1つでも2つでも

「やった!」「出来た!」と消していきたい。

 

 

そして、まだ食べていない、

世界中の美味しいもの、99%にも、

私が1つでも多く出会えますようにラブラブ