オープンキャンパスに参加して来た。


今のところ娘が行きたいNo.1の学校。







広い校舎

充実した設備


娘が入りたい吹奏楽部の
素晴らしい楽器と恵まれた練習環境には驚くばかり。





この地域では
公立高校への進学を目指す生徒が多い。
というか、そちらがデフォルト。


そんな中、娘は私立校単願で行くと決めた。



なので、公立高校のオープンキャンパスに参加していない。

だから、公立高校がどんな雰囲気なのかわからないが、少なくとも、今日の学校ほどの熱意はないのでは?と感じた。


とにかく、先生方の熱心さと誠意は伝わってきた気がするのだ。


学校全体、生徒からも「ああ、この学校がすきなんだろうな」というパワーが、わたしには伝わってきた。






学校説明のスライドを見ながらふと息子のことを思った。


息子は、今の娘と同じ中3の夏休み明けから
学校に行かなくなり、以来、一度も学校という場所に足を踏み入れることはなかった。



保健室登校はおろか、
中学の卒業式にも参加しなかった。



中学卒業後は高校に行かず家にいた。



学校も勉強も嫌いだし、
学校へ行く意味がわからんし
勉強する意味もわからん、とよく言っていた。




結局、その後入学した通信制高校もやめたので
一般的な高校生活、というものを経験しなかった。




今しかないこの時期
勉強、部活を通して心身を鍛え生きる力をはぐくむ。
…うんねんかんぬん……


校長の話にも
パンフレットにも
そんな高校生活の素晴らしさが踊る。





もちろん

高校時代に何かに打ち込めるものがあるって
素晴らしいなと思う。

学校生活でしか得られないものも
当然あると思う。


勉強に部活に一生懸命取り組む姿勢、その眼差しに胸が熱くなる。






ただ








今は







それと同じだけ








学校へ行かない選択が
あっていいと思っている。



学校へ行かないことで
得られるものが当然あるのだ。




今はインターネットもある。



学校の中よりも
はるかに広い世界とつながることだってできる。









だが、以前のわたしは



学校へ行くことが当たり前すぎて

学校へ行くことが素晴らしくて

そうでなければ人生真っ暗…ぐらいに思っていた。






でも、
そんなわたしの価値観を
息子がぶっ壊してくれた。






4年前


息子の同級生や親たちが
受験モードまっしぐらだったころ



息子と同じような子はいなかったので


わたしは

すごく不安だったし

寂しかったし

肩身がせまいというか

なんだか、疎外感いっぱいで
仲間はずれになったようで



その会話を聞くことや
学校の説明会に行くのがやっぱり辛かった。







もし、今



あの頃のわたしのように

不安でいっぱいの人がいたとしても

ひとりぼっちだと感じて寂しくなっている人がいたとしても



大丈夫。

大丈夫。

大丈夫だから。





学校に行かない、という世界と


学校に行く、という世界があるだけ。



そして、
どのフィールドで生きていきたいのかを
自分で選んでいけばいい。







学校に行かない、という世界も
キラキラ輝いているのだから。









それにしても

我が家の、学校行かない派の息子と学校行く派の娘。


当たり前だけど
価値観が違いすぎて面白いわぁ。