なにが嫌いかって言われたら迷わず答えます。

『草取り』だと。




はい、
草『撮り』は好きですが…。


 

我が故郷北海道では、
冬に降る雪が天然の除草剤のごとく
草を枯らしてくれます。



ですから、見た目を気にしなければ
草取りをしなくても大丈夫でした。




けれど静岡に越してきて
冬にも草は枯れないんだと
軽いカルチャーショックを受け

借りた家がとてもとても残念なことに気がつきました。



我が家には立派な立派な敷地が広がっているのです。


そう、もう一軒家が軽く建つくらいに。




つまり

家一軒分以上の土地に生える草を
一年中取らなければならないのです。


わたしにとっては最悪この上ありませんでした。




それでも2年前までは
一人で頑張って頑張って綺麗にしていました。
手伝ってくれない夫に腹を立てながら。



でも、本当に本当に大嫌いで
心屋塾のワークでやる
嫌いなこと、やめたいことを書き出す作業では
何年も一位を取り続けてた、この草取り。



やっと去年、お金で解決する、という行動に出ました。


するとどうでしょう!

なんて、なんて楽なの!!
とわたしは超ご機嫌です。


あれだけ腹を立てていた夫に対しても
ぜーーーんぜん、怒りは湧いてきませんでした。





で、味をしめたわたしは

今年もまたお金で解決しようと
自由に伸び伸びと人生を謳歌する草たちを
温かい目で放っておきました。






すると今年は

新たなヒーローが誕生したのです。






昨日、気温35度の中
45リットルゴミ袋10袋に草たちを閉じ込めたヒーローは、会社が休みだった夫でした!!!



我が夫は、自称『漁師』というほど釣り好きで、
仕事が休みの時は漁という名のブラックバス釣りに出かけます。




おかげで
松崎しげるも真っ青なほど真っ黒に日焼けをし、
スーツを着なければ、誰も彼がサラリーマンだとは思わないほどに。




そんな夫が、昨日の草取りで
ますます黒くなったことは言うまでもありません。



さすが、漁で鍛えた体、
熱中症も逃げ出す勢いで
草を取ってくれました。
(まだまだ、残っていますが)




「わあ!暑い中ありがとう!!すごいすごーい!!さすが!!!」



そう、賛辞するわたしに夫が一言。



「これで〇〇(娘)は喜ぶかな。ここでみんなで花火したいって言ってたからな」



…………



…………








おいおい。


娘かよ。

自称漁師、真っ黒日焼けのサラリーマンの
ヒロインはわたしじゃないんかいっ!(笑)




ずっこけたわ。







庭を見た娘からの賛辞に
ヒーローパパの目尻はさがっていたよ。(^^)



パパを動かしたのは
「あーあ、うちの庭にみんな呼んで花火したいなぁ。でも草いっぱい…」と誰に当てるでもなく呟いた娘の一言。




まさに、神だな。






まだまだ敷地の半分は
草原だよ〜〜(笑)