息子の中学校3年間、 
担任は同じ先生でした。

この先生について少しお話を…

正直、息子が不登校になるまでは学校とはそれほど積極的に関わってきませんでした。

私は、学校や先生に少なからずのトラウマを抱えています。
だいぶ癒えてきたとは感じますが、
まだ時々、暴れ出すのです…
心の奥にいる傷ついた私が…


あ…
話がそれました(^^;;
この話はいつかできる日がくるでしょうかね……


えー…何でしたっけ?
そう、先生です。先生。(笑)

この先生、とても素晴らしい方なのです。
何度も家に足を運んでくださり、決して息子や私を否定せず私達親子を応援してくださいました。
卒業式に出ないと言った息子に対して

「もし、みんなと一緒が嫌なら別の日、別の時間でも対応しますし、私が車で迎えにきてもいいですから。制服が嫌なら私服でも構わないですよ。できれば本人に直接手渡してあげたいのです。そのために出来ることがあれば何でも言ってくださいね」

と、おっしゃってくださいました。

別の日には

「私はたぶん転勤になると思います。ですが、何か困ったことがあった時はいつでも直接お電話してくださいね。息子さんに巡り会えたことは、何かの縁だと思っています。私でよければいつでも力になります」

と…

先生の優しさに幾度となく
温かい涙を流すことができました。
素晴らしい方に出会わせていただきました。
これも息子が不登校になったおかげですね
。先生にはもちろん、息子にも感謝の想いでいっぱいです。


先生の想いは今はまだ息子には届いていないのかもしれません…

ですが。
いつか。
必ず。

息子の心に先生が蒔いて下さった種が、
大きくて綺麗な花を咲かせてくれることでしょう。

だから、今はまだわからなくてもいいんだよ…


息子がいつの日か自分の足で歩き出し、自分の手でチャンス掴み、自分の腕で人生を切り開いていくことが先生への恩返しになるのではないかと…そんな気持ちです。

たとえ、自分の足で歩きだしたからといって、それは自分だけの力ではないこと、
関わって下さった全ての人のおかげであることも、忘れてはなりませんね。